最近はインターネットの普及で
いろいろなことが可能になってきた。
例えば,
修学旅行中に撮影したスナップ写真などをまじえて,
修学旅行中にリアルタイムでWEBページをアップロードし,
保護者に旅行中の様子を伝えるという心憎いサービスが
可能になっている。
このようなサービスに,
保護者の満足度が高いのは当然であるが,
よくよく考えてみてもらいたい。
いったい,誰がその作業をしているのか。
わざわざそのために業者を連れていくほどの
資金的余裕のある学校もあるかもしれないが,
多くは教員がその役割に当たっているのである。
そうするとその教員は,
旅行中,カメラマンでもないのに
写真撮影に時間をとられ,
宿に着くや否やWEBページを作成するのである。
この教員が,
児童生徒を指導するのに割くべき時間が,
大幅に奪われているのである。
だいたい修学旅行というのは,
教員の手数は足りないのが普通である。
にもかかわらず,
WEBページの作成のような不要不急の仕事に,
本来の教育活動のための教員の時間が
取られるのである。
このような内部事情を保護者に理解せよというのは
難しいであろう。
保護者としては,我が子の様子が知りたいのである。
しかし,本来,教員の仕事として,
何が本当に大切なのかを見極めるのは,
それこそ管理職の重要な仕事ではないか。
喜ばれるサービスが,
必ずしも正しいサービスだとは限らないのである。
ちなみに私は修学旅行などには
カメラは持っていかないことにしていた。
教師は,子どもたちから目を離さないことが仕事である。
ファインダーを覗いていては
その仕事は完遂できないと思ったからである。
いろいろなことが可能になってきた。
例えば,
修学旅行中に撮影したスナップ写真などをまじえて,
修学旅行中にリアルタイムでWEBページをアップロードし,
保護者に旅行中の様子を伝えるという心憎いサービスが
可能になっている。
このようなサービスに,
保護者の満足度が高いのは当然であるが,
よくよく考えてみてもらいたい。
いったい,誰がその作業をしているのか。
わざわざそのために業者を連れていくほどの
資金的余裕のある学校もあるかもしれないが,
多くは教員がその役割に当たっているのである。
そうするとその教員は,
旅行中,カメラマンでもないのに
写真撮影に時間をとられ,
宿に着くや否やWEBページを作成するのである。
この教員が,
児童生徒を指導するのに割くべき時間が,
大幅に奪われているのである。
だいたい修学旅行というのは,
教員の手数は足りないのが普通である。
にもかかわらず,
WEBページの作成のような不要不急の仕事に,
本来の教育活動のための教員の時間が
取られるのである。
このような内部事情を保護者に理解せよというのは
難しいであろう。
保護者としては,我が子の様子が知りたいのである。
しかし,本来,教員の仕事として,
何が本当に大切なのかを見極めるのは,
それこそ管理職の重要な仕事ではないか。
喜ばれるサービスが,
必ずしも正しいサービスだとは限らないのである。
ちなみに私は修学旅行などには
カメラは持っていかないことにしていた。
教師は,子どもたちから目を離さないことが仕事である。
ファインダーを覗いていては
その仕事は完遂できないと思ったからである。
また,事情通さんのおっしゃるコストダウンは,少々誤解があるように思います。カメラマンは,通常自費負担で旅行に参加しているので,学校には何もコストがかかっていません。記念写真や卒業アルバムには,当然プロとしての技術料が含まれるので,素人写真とは価格が異なりますが。
このように,コストやサービスの問題にしても,事情を明確にしての議論というのが少なく,思惑で議論されるというのが,学校の情けない点です。
>タクシー行動の間,教師たちはホテルやチェックポイントの寺などで時間をつぶしている
修学旅行を通しての教育を、民間タクシー会社に丸投げ。
そのことを問題とせず、それを前提としてる。
madographosさんは、
「自主性を重んじるという名目の下,グループ行動が主体となっています」という。
グループ行動をとるほうが教育的だろう。
>教師がやれば大幅なコストダウンが図れます・・・。
サービスが必要か不必要かの議論が先に立たず、
サービスすることを前提としている。
教育の本質に迫らず、周辺サービスの競争をしても、
何の意味も成さないと思います。
>子どもたちから目を離さないって・・・部屋の中に入ってじっと監視しているのですか?
レベルの低い議論です。
部屋の数ほど教師がいなかったら、監視カメラの議論になりますか?
公教育に求められるものが何か?
湯水のようにコストをかけることができる私学と、
それと同等のものを求める考え方に問題がありますね。
教育論なきサービス競争は、ただの過保護と甘やかしですね。
子どものグループに帯同したりして,写真をとっている教師の方がまだ仕事をしているように思えますが・・・。
卒業アルバム用や記念用の写真のために,カメラマンを同行させている学校は少なくないのでは?
これも教師がやれば大幅なコストダウンが図れます・・・。
WEB公開などは慣れた教師が行えばあっという間にできますよ。
だいたい,ホテルなどに滞在する修学旅行中に,教師がそれほど仕事を抱えているような荒れた学校には,WEB公開のゆとりなどないかもしれませんが・・・。
子どもたちから目を離さないって・・・部屋の中に入ってじっと監視しているのですか?
「心憎いサービス」という表現、記事の気分にぴったりですね。
本当にここまでやるかということが次から次へと出てきますね、今時の日本。
学校がいつのころからかサービス業になってしまって、教育は塾・予備校にお任せなんですものね。
教育産業というのは寧ろ学校教育法における学校の方なのかもしれません。