写真はディプシログの入口でもうもうと煙を立てている焼き鳥台。
【先生の心と財布にやさしい店】
串を打った肉に昔のお子様ウインナーのようなわざとらしい赤みがあるのは、バナナケチャップを使っているからのようです。バナナケチャップとはフィリピン料理の定番の調味料の一つで、ペーストしたバナナに酢、砂糖、スパイスで作られたもの。本来は赤くはないのですが、トマトケチャップに見た目を寄せるために赤い着色料を入れたものが多いのです。このソースがさらに日本料理にはない独特の甘味と酸味をもたらします。
炭火の敷かれた焼き鳥台の脇にはニンニクやなにかの野菜を刻んだものが漬け込まれたドロリとした付けタレが置かれ、それで味を調えては焼いています。
遠方から出稼ぎにきた英語学校の先生方がこれだけ集っていることからも、この店の味はフィリピンの舌にマッチするのでしょう。もちろん、価格もお財布にやさしく、ボリュームも満点。こちらの想定の2倍は盛られています。
セブで、学校以外にもあれこれ外食をしましたが、一番、日本人の味覚にない味でした。地元の味を知りたい方にはお勧めです。
※フィリピンの語学留学で毎日4時間以上、マンツーマンで先生と話していたために、いろいろと占いや人生相談を受ける人になっていた数か月。おかげでフィリピンを本以外で知る貴重な機会となることができました。とくに食の分野は聞いたり食べたり楽しい日々でした。
まだまだ書く内容はあるのですが、ここでセブ編はいったん終了します。ここまでお読みくださりありがとうございました。
次回からはスペイン・ポルトガル編です。よろしかったら、またお付き合いください。
※次週は更新をお休みします。
まだまだコロナが猛威を振るい、息の詰まる日々が続いています。そんな中でも早咲きの桜が咲き、こぶしの花が散り、菜の花の黄色が鮮やかになっていました。春はどんなときでも忘れずにくることに、感動!
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