写真は通海の甘酒店が軒を連ねるドライブインの一角の看板。「雲之南 甜白酒」と大きく書かれた看板の下には、
‘1254年、フビライ・ハンが雲南遠征に赴いた際、元軍が曲陀関の占領したとき、炎天下の下で兵士ともども喉が渇いて耐え難くなった。フビライの愛馬が立ち上がって足もとの土を掻き上げて穴を掘ると、そこから水がわき出してきて泉となり、人々の渇きを癒した。以後、その水は「馬鉋井」と呼ばれた’という、伝承や、この地に甘泉三十六穴がある、という由来が巧みな文字で記され、雰囲気を盛り上げている。
【甘酒に巨額の投資】
一人の男が甘酒を一埦を飲み、
「あんたの甘酒はどうして、こんなに酸っぱいんだ?」
趙麗華の顔は真っ赤になりました。
またある時は、結婚式用に6甕の甘酒の注文がありました。ところが仕込んでから天候が急変し、2日目に甘酒は全部、変質。500キログラムのもち米がダメになりました。
そんなある日、(昆明市中心部より43㎞東北。昆明城からのアクセスがよい)嵩明県からきたお客から、かの地では甘酒造りに恒温器を使っているという話を聞きました。その話を聞くや、趙麗華はさっそく、夫とともに昆明に行き、恒温器を探し当て、7900元以上で買いました。
(ちなみに2013年の中国全土の銀行や工場、国家公務員などの平均月収は北京、上海などで3000元前後、遼寧省、黒竜江省などの経済開発地域で1800元前後、雲南は賃金が膨張しているとはいえ1200元前後とのこと。〈公務員給与一覧表よりhttp://blog.renren.com/share/222044605/8641148854〉
つまり、7900元は2000年に雲南の農村で農民が得る金額としては破格。ちなみに現在、日本では7~8万円で販売されている)
買ったからといって、そもそも彼女の腕前の未熟さがうまい甘酒を造れない最大原因なので、たちまち品質が上がる、ということはないものの、一年が過ぎるころには昆明からわざわざ買いに来る客もつくようになりました。
2001年に店の脇に35㎡の店を建て、100キログラムの甘酒を売るようになり、更に翌年には200キログラムと倍々に売り上げを伸ばしていきました。2004年には17万元を投資して駐車場と店をリニューアルし、「曲陀関趙麗華甜白酒」の看板を立てるほどに。
近年では面積は2700平米に達し、彼女の商品は昆明だけではなく、雲南各地で販売され、生産量は150トン以上に達しているとのことです。 (つづき)
‘1254年、フビライ・ハンが雲南遠征に赴いた際、元軍が曲陀関の占領したとき、炎天下の下で兵士ともども喉が渇いて耐え難くなった。フビライの愛馬が立ち上がって足もとの土を掻き上げて穴を掘ると、そこから水がわき出してきて泉となり、人々の渇きを癒した。以後、その水は「馬鉋井」と呼ばれた’という、伝承や、この地に甘泉三十六穴がある、という由来が巧みな文字で記され、雰囲気を盛り上げている。
【甘酒に巨額の投資】
一人の男が甘酒を一埦を飲み、
「あんたの甘酒はどうして、こんなに酸っぱいんだ?」
趙麗華の顔は真っ赤になりました。
またある時は、結婚式用に6甕の甘酒の注文がありました。ところが仕込んでから天候が急変し、2日目に甘酒は全部、変質。500キログラムのもち米がダメになりました。
そんなある日、(昆明市中心部より43㎞東北。昆明城からのアクセスがよい)嵩明県からきたお客から、かの地では甘酒造りに恒温器を使っているという話を聞きました。その話を聞くや、趙麗華はさっそく、夫とともに昆明に行き、恒温器を探し当て、7900元以上で買いました。
(ちなみに2013年の中国全土の銀行や工場、国家公務員などの平均月収は北京、上海などで3000元前後、遼寧省、黒竜江省などの経済開発地域で1800元前後、雲南は賃金が膨張しているとはいえ1200元前後とのこと。〈公務員給与一覧表よりhttp://blog.renren.com/share/222044605/8641148854〉
つまり、7900元は2000年に雲南の農村で農民が得る金額としては破格。ちなみに現在、日本では7~8万円で販売されている)
買ったからといって、そもそも彼女の腕前の未熟さがうまい甘酒を造れない最大原因なので、たちまち品質が上がる、ということはないものの、一年が過ぎるころには昆明からわざわざ買いに来る客もつくようになりました。
2001年に店の脇に35㎡の店を建て、100キログラムの甘酒を売るようになり、更に翌年には200キログラムと倍々に売り上げを伸ばしていきました。2004年には17万元を投資して駐車場と店をリニューアルし、「曲陀関趙麗華甜白酒」の看板を立てるほどに。
近年では面積は2700平米に達し、彼女の商品は昆明だけではなく、雲南各地で販売され、生産量は150トン以上に達しているとのことです。 (つづき)
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