とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

食べるものによって使い分ける箸

2011-12-21 22:29:23 | グッズ
我々日本人は、お箸という二本の棒を片手で操りいろんなものを食べている。小さい頃から食事する道具として当たり前のように使っている。まあ、ほとんど意識して使っていることはないのだが、その機能を分析してみると、摘む、挟む、支える、運ぶ、切る、裂く、ほぐす、はがす、すくう、まぜる、くるむ、乗せる、押さえる、分ける等の実に多彩な動作を行なっていることがわかる。外国では、フォークやスプーン、ナイフ等いろんな道具を使い分けるが、日本ではこの二本の棒があれば何でも食べることが出来るのだ。箸を操るには、微妙な指の使い方や力加減が必要であり、この加減を体得している日本人は世界で最も器用な人種ではないだろうか。

そんな箸のことであるが、最近は箸を使うにしても機能ごとに分けてほしいという動きがメーカーから出ているようだ。これも日本人お得意の、個性的で繊細な違いを望む人たちへの提案ともいえる。例を挙げると、こんな箸が出ているらしい。

ラーメン用。先端にらせん状の溝が入り、麺が滑り落ちにくくなっている。


魚用。先が細く、魚をほぐしたり、皮を剥がしやすくなっている。


うどん用。全体的に平になっておりうどんをすくい上げやすい。


納豆用。うどん用に似ているが平らな部分は先端部分だけだ。


お茶漬け用。先端はやや細いが、その先は平になってご飯をすくい上げやすくなっている。


なかなか箸といえども奥深いものがある。食事処毎に、そこの料理にあった箸を用意することでお客もさらに美味しく食べることが出来るかもしれない。個人では、何種類も用意するのは面倒だろうが、特に好きな食べ物にはそれ用の箸を使うのも楽しいだろう。

また、長く使うものだけあって箸に名前を入れてくれるサービスもある。大事な人への贈り物として、名前入りの箸もいいなと思う。