京都市内から嵯峨嵐山駅に下車すると、観光客で賑わう嵐山の渡月橋に向かう。まだ8時過ぎなので人出は少ないが、見かけるのはほとんど外人ばかりだ。この辺りは何度も来ている場所だが、初めての人もいるので、とりあえずのスタート地点とする。
天竜寺の横を通り、竹林の小径に入る。
手入れされた竹林が道の両脇に続く、京都を代表する観光名所だ。いつの間にか、外人の観光客だらけとなっていた。
9時前に化野念仏寺に到着する。入り口で少し待って、9時の開門と同時に中に入る。
かつて風葬の地として知られていた化野で、弘法大師が野ざらしになっていた遺骸を集めて埋葬し、供養のために五智山如来寺を建立したのが始まりで、境内の「西院の河原」には、約8,000体の石仏・石塔が立ち並ぶさまは、他の寺院とは趣が大きく異なる。
有名な鮎料理の店「平野屋」「つたや」前に来ると、愛宕神社一ノ鳥居だ。京都トレイルの西山コースは、鳥居前を左折して六丁峠方面に向かう。
六丁峠までのキツイ上りを終えると、一気に下り坂となる。
坂を下りきると、清滝川と嵐山を流れる桂川が合流する地点に到着する。
清滝川沿いに設けられた遊歩道を進む。
沈下橋を渡り、反対側に向かう。
この先、素晴らしい渓谷の絶景が続く。水の流れも美しい。
細い滝も流れ、涼しげだ。
赤い橋 「渡猿橋」が見えてきた。
渡猿橋の前で集合写真。
愛宕神社二の鳥居に到着。いよいよここから愛宕山への本格的登山スタートだ。
登りだして1時間ほどで見晴らしのいい場所に出た。嵐山方面が良く見える。
落語のお題の一つである「愛宕山」には、カワラケ投げというくだりがある。たいこもちの一八をお供に連れて京へ来た旦那が、芸者衆を連れて愛宕山へ登り、かわらけ(土器)投げを始めるのだが、ここがその舞台という事になっている。現在、愛宕山ではカワラケ投げは行われていないのだが、ここに来ると、落語の「愛宕山」が頭に浮かんできてしまう。
近年まで水尾の女性が樒(しきび・仏壇やお墓にお供えする植物)を背負って水尾から愛宕神社まで登り、神前に供えてから販売したという花売り場の小屋跡が見えてきた。
さらに進むと、黒くて立派な門が出てきた。その名も黒門といい、かつて存在した白雲寺の門で、愛宕神社の門ではない。かつては神仏習合だった愛宕山の名残だという。
こちらが愛宕神社の門だ。
急な石段を登りきると、全国各地にある愛宕神社の総本宮に到着だ。
ここが愛宕山の山頂924mとなる。火伏・防火に霊験のあらたかな神社として知られ、京都の人にとっては信仰の厚い寺で「愛宕さん」の愛称で呼ばれ、年中参拝者の絶えない所である。「伊勢へ七度 熊野へ三度 愛宕さんへは月参り」と言われ、数千回も登っている人もいるという。
若宮、奥宮にも参拝してから、石段の下の広場まで下り、ランチ休憩をする。休憩場所からは、大文字山などの東山をはじめ京都市内が一望できる。
お腹が一杯になったところで、元来た道を一気に下山。往復4時間ちょっとの登山だったが、いささかペースが速すぎた。もう少しゆっくり山を楽しんでも良かったかもしれない。
参考1.愛宕山の高低図&コースタイム
参考2.愛宕山のコースマップ
天竜寺の横を通り、竹林の小径に入る。
手入れされた竹林が道の両脇に続く、京都を代表する観光名所だ。いつの間にか、外人の観光客だらけとなっていた。
9時前に化野念仏寺に到着する。入り口で少し待って、9時の開門と同時に中に入る。
かつて風葬の地として知られていた化野で、弘法大師が野ざらしになっていた遺骸を集めて埋葬し、供養のために五智山如来寺を建立したのが始まりで、境内の「西院の河原」には、約8,000体の石仏・石塔が立ち並ぶさまは、他の寺院とは趣が大きく異なる。
有名な鮎料理の店「平野屋」「つたや」前に来ると、愛宕神社一ノ鳥居だ。京都トレイルの西山コースは、鳥居前を左折して六丁峠方面に向かう。
六丁峠までのキツイ上りを終えると、一気に下り坂となる。
坂を下りきると、清滝川と嵐山を流れる桂川が合流する地点に到着する。
清滝川沿いに設けられた遊歩道を進む。
沈下橋を渡り、反対側に向かう。
この先、素晴らしい渓谷の絶景が続く。水の流れも美しい。
細い滝も流れ、涼しげだ。
赤い橋 「渡猿橋」が見えてきた。
渡猿橋の前で集合写真。
愛宕神社二の鳥居に到着。いよいよここから愛宕山への本格的登山スタートだ。
登りだして1時間ほどで見晴らしのいい場所に出た。嵐山方面が良く見える。
落語のお題の一つである「愛宕山」には、カワラケ投げというくだりがある。たいこもちの一八をお供に連れて京へ来た旦那が、芸者衆を連れて愛宕山へ登り、かわらけ(土器)投げを始めるのだが、ここがその舞台という事になっている。現在、愛宕山ではカワラケ投げは行われていないのだが、ここに来ると、落語の「愛宕山」が頭に浮かんできてしまう。
近年まで水尾の女性が樒(しきび・仏壇やお墓にお供えする植物)を背負って水尾から愛宕神社まで登り、神前に供えてから販売したという花売り場の小屋跡が見えてきた。
さらに進むと、黒くて立派な門が出てきた。その名も黒門といい、かつて存在した白雲寺の門で、愛宕神社の門ではない。かつては神仏習合だった愛宕山の名残だという。
こちらが愛宕神社の門だ。
急な石段を登りきると、全国各地にある愛宕神社の総本宮に到着だ。
ここが愛宕山の山頂924mとなる。火伏・防火に霊験のあらたかな神社として知られ、京都の人にとっては信仰の厚い寺で「愛宕さん」の愛称で呼ばれ、年中参拝者の絶えない所である。「伊勢へ七度 熊野へ三度 愛宕さんへは月参り」と言われ、数千回も登っている人もいるという。
若宮、奥宮にも参拝してから、石段の下の広場まで下り、ランチ休憩をする。休憩場所からは、大文字山などの東山をはじめ京都市内が一望できる。
お腹が一杯になったところで、元来た道を一気に下山。往復4時間ちょっとの登山だったが、いささかペースが速すぎた。もう少しゆっくり山を楽しんでも良かったかもしれない。
参考1.愛宕山の高低図&コースタイム
参考2.愛宕山のコースマップ