とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2016穂高連峰縦走:3日目

2016-09-29 06:55:30 | 山登り
6:10。朝食を済ませ、穂高岳山荘を出発する。辺りは真っ白いガスに覆われ、風も強く、思ったより悪い天気だった。


しかも、歩き出してすぐの岩場で大渋滞となってしまった。下りてくる人と登っていく人が交差するのだが、狭い岩場で強風に煽られなかなか動かない。止まっている間に、体が冷えてしまった。やむを得ず、広い場所に降りてダウンを重ね着して渋滞の列に入る。渋滞がやっと動き出して、体が暖まってきた。

その後は、渋滞もなく黙々と登っていく。30分ほど経つと雲が切れて薄日が差すようになってきた。そして、ふと前を見ると奥穂高岳山頂の社が見えた。思ったより早く着いてしまったようだ。7:00。奥穂高岳山頂3190mに到着する。


山頂は狭いので、山頂記念写真は順番待ちでしばらく待つしかなかったが、次第に天気が回復してきて太陽が出てきた。


吊り尾根方面は、雲海が見えてきた。


奥穂高岳山頂付近は、もう青空となっている。まったく山の天気は、わからないものだが、良い方向に変わってくれたので、ますます気持ちが高揚してきた。


雲海の先には、富士山をはじめとする遠くの山並みも見えてきた。




広大な雲海を目前にしての穂高連峰稜線歩きは、なんと気持ちのいいことか。


前方に見えるのは、前穂高岳だろうか?雲海から頭が飛び出している。


8:10。紀美子平に到着する。


紀美子平で少し腹ごしらえの休憩をする。前穂高岳山頂は、縦走コースから外れ、ピストンとなるので、荷物を置いて空身で登っていく。8:45。前穂高岳山頂3090mに到着。


前穂高岳山頂で、しばらく景色を堪能する。こんなにも天気が良くなるとは、全く嬉しい誤算であった。雲が切れ、これから下山する岳沢や梓川なども良く見えてきた。


前穂から岳沢へと続く重太郎新道は、最近きれいに整備されたのか木枠が新しく、歩きやすいように岩が平らに並べられていた。


振り返って上の方を見ると、今まで歩いてきた吊り尾根がくっきり見えている。


10:00。岳沢パノラマに到着する。岳沢小屋など岳沢を一望できる場所だ。


岳沢パノラマ辺りから広葉樹が黄色く色づいていた。


重太郎新道にも長い鎖場があり、まだまだ気が抜けない。


上高地が見えてきたが、まだまだ標高は2300mもある。


10:20。カモシカの立場に到着する。重太郎新道のほぼ中間点になる。


その後も、長い鉄梯子や鎖場があり、結構キツイ道だ。重太郎新道を上りにすると大変だなあと実感する。


10:50。岳沢に到着する。


岳沢小屋も間近だ。ここまでは、上高地からハイキング気分で登って来る外国人も多い。


岳沢小屋で昼食休憩をする。山頂とはうって変わり気温が上昇して暑いくらいだ。小屋で飲んだ生ビールが美味しかったこと。11:30。上高地に向けて出発する。残り、距離にして4キロだ。


12:50。穂高・岳沢登山口に到着する。ここから河童橋までは、散策道を15分ほど歩くだけだ。


散策道は、湿地帯の中にある木道を進む。


梓川の流れは、驚く程の透明度だ。


川の中で立ち枯れた木、透明な水の流れ、岩山などいかにも上高地らしい風景だ。


13:05。河童橋に無事到着する。やっとここで穂高連峰縦走の山旅が終わった。


河童橋付近で上高地ソフトクリームを食べてから、シャトルバスで沢渡まで移動。その後、マイカーで無事帰宅する。何度も行っている山域ではあるが、今回は、北穂高岳~涸沢岳~奥穂高岳~前穂高岳縦走という最高のコースを十分堪能でき、おおいに満足した山行となった。

参考1.3日目のコースマップ


参考2.3日目の高低図

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2 コメント

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かわいさんへ (とっちー)
2016-09-29 19:17:23
ご心配をかけたようですね。
秋晴れの快晴とは言えなかったですが、山頂に着くと不思議と天気が良かったですね。
これも普段の心がけが良かったせいかな。
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天候 (かわい)
2016-09-29 09:28:07
心配してましたよ。
太平洋側の下界はず~っと前線の影響か天候は思わしくないので心配してました。

しかし心がけの良さか良い稜線歩き出来たようですね!

良かった、よかった!
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