2日目の朝食は、宿の庭で朝食だ。暖かい日で良かった。テーブルには、パン、サラダ、卵、バナナ、コーヒー、ヨーグルト等の洋食が並び古民家宿とは思えない。
2日目の午前中もマラニックである。朝食を済ませ、ランニングウェアに着替えると家浦港まで移動する。この日もいい天気で、マラニック日和だ。記念写真を撮って、8:30にスタートする。
1キロ程走ると、壇山の上り坂に入る。壇山は、豊島では最も高い場所である。壇山までの急坂を標高にして約300m以上駆け上がらなくてはならない。最初は、なんとか走っていけたが、後半は息が切れて、歩いたり走ったりして頑張った。
9:07。やっと壇山山頂(標高340m)が見えてきた。先頭の2人は、既に展望台の上で景色を眺めている。この展望台は、「ここからの眺望を楽しんでもらいたい」と島内外の人たちの協力で建てられた手づくりの展望台だという。
東側方向には、小豆島が見える。左側に見える集落は、豊島の唐櫃地区だ。
北東側には、前日寄った豊島美術館と唐櫃の棚田が見える。
西側方向には、向島、直島が見える。
展望台で、記念写真を撮って山を下りる。
壇山から少し下って、南側にある壇山岡崎公園に向かう。広場に向かうと手前に豊玉姫宮、豊玉姫神社があった。豊玉姫神(トヨタマヒメ)は、『古事記』に登場する女神で、勾玉の一大産地であった出雲の姫だという。安産の神でも知られている。
檀山岡崎公園には、豊島の偉人である岡崎金次郎翁の像が建っている。岡崎金次郎は明治13年に豊島唐櫃に生まれ、関東大震災後の復興並びに鉄道建設工事に活躍し、晩年豊島の開発に着眼し私財を投じて広大なる地域に桜を植樹された人だという。
公園の先端にある東屋から瀬戸内海を眺めてみる。
豊島の南側方向となり、男木島、女木島が見え、その先にあるのは四国だ。夜になると香川県高松市内の夜景が美しいという。
望遠で拡大すると、右側の平らな台形の山が屋島である。左側の尖った山は五剣山だ。いずれも、春のお遍路で回った第84番札所屋島寺と第85番札所八栗寺がある場所である。もう半年以上も前だったと思うと懐かしい。
檀山岡崎公園から、ぐんぐん下っていく。
唐櫃の集落が見えてきた。中央には、黄色いイチョウの木が見える。
立派な仁王像の門の間を抜けると、黄色いイチョウが敷き詰められた十輪寺の境内だ。あまりの見事さに息を呑んでしまう。
この十輪寺の本堂である護摩堂は、土庄町の文化財に指定され1867年に建立されたという。
護摩堂の柱はお相撲さんがしっかり支えている。礎石が、このような形になっているというは珍しいだろう。
護摩堂入口の天井には龍の彫り物があった。
豊島は、豊島石の産地であり、苔が付きやすい特性のために、灯籠などの石材にも重用され、かつては多くの石工で栄えたという。その為、寺へは競って石像が寄進されたらしい。見猿、言わ猿、聞か猿の石像も面白い。
みんな揃ったところで、黄色い絨毯の上で記念撮影する。
十輪寺からしばらく走っていくと、錆びて骨組みだけになったようなものが見えてきた。よく見ると、これも豊島にあるアートの一つだった。「空の粒子」というタイトルで、貯水タンクを囲うようにして錆びた彫刻が組み立てられている。空に粒子が舞うかのようなイメージで作られたそうだ。う~む。なかなか現代アートを理解するのは難しいものだ。
「空の粒子」のすぐ横に、唐櫃の清水がある。ここも例外なく、その昔弘法大師がのどの渇きを潤すために地面を掘ったところ、水が湧き出したという伝説の湧水である。石材を積み上げ、山の斜面を利用してひな壇のような水場になっているのが、素晴らしい。石材で栄えた島らしい。交代で清水を飲んで喉を潤す。
「2015ぐるっと豊島一周エンジョイマラニック:2日目後半」に続く。
2日目の午前中もマラニックである。朝食を済ませ、ランニングウェアに着替えると家浦港まで移動する。この日もいい天気で、マラニック日和だ。記念写真を撮って、8:30にスタートする。
1キロ程走ると、壇山の上り坂に入る。壇山は、豊島では最も高い場所である。壇山までの急坂を標高にして約300m以上駆け上がらなくてはならない。最初は、なんとか走っていけたが、後半は息が切れて、歩いたり走ったりして頑張った。
9:07。やっと壇山山頂(標高340m)が見えてきた。先頭の2人は、既に展望台の上で景色を眺めている。この展望台は、「ここからの眺望を楽しんでもらいたい」と島内外の人たちの協力で建てられた手づくりの展望台だという。
東側方向には、小豆島が見える。左側に見える集落は、豊島の唐櫃地区だ。
北東側には、前日寄った豊島美術館と唐櫃の棚田が見える。
西側方向には、向島、直島が見える。
展望台で、記念写真を撮って山を下りる。
壇山から少し下って、南側にある壇山岡崎公園に向かう。広場に向かうと手前に豊玉姫宮、豊玉姫神社があった。豊玉姫神(トヨタマヒメ)は、『古事記』に登場する女神で、勾玉の一大産地であった出雲の姫だという。安産の神でも知られている。
檀山岡崎公園には、豊島の偉人である岡崎金次郎翁の像が建っている。岡崎金次郎は明治13年に豊島唐櫃に生まれ、関東大震災後の復興並びに鉄道建設工事に活躍し、晩年豊島の開発に着眼し私財を投じて広大なる地域に桜を植樹された人だという。
公園の先端にある東屋から瀬戸内海を眺めてみる。
豊島の南側方向となり、男木島、女木島が見え、その先にあるのは四国だ。夜になると香川県高松市内の夜景が美しいという。
望遠で拡大すると、右側の平らな台形の山が屋島である。左側の尖った山は五剣山だ。いずれも、春のお遍路で回った第84番札所屋島寺と第85番札所八栗寺がある場所である。もう半年以上も前だったと思うと懐かしい。
檀山岡崎公園から、ぐんぐん下っていく。
唐櫃の集落が見えてきた。中央には、黄色いイチョウの木が見える。
立派な仁王像の門の間を抜けると、黄色いイチョウが敷き詰められた十輪寺の境内だ。あまりの見事さに息を呑んでしまう。
この十輪寺の本堂である護摩堂は、土庄町の文化財に指定され1867年に建立されたという。
護摩堂の柱はお相撲さんがしっかり支えている。礎石が、このような形になっているというは珍しいだろう。
護摩堂入口の天井には龍の彫り物があった。
豊島は、豊島石の産地であり、苔が付きやすい特性のために、灯籠などの石材にも重用され、かつては多くの石工で栄えたという。その為、寺へは競って石像が寄進されたらしい。見猿、言わ猿、聞か猿の石像も面白い。
みんな揃ったところで、黄色い絨毯の上で記念撮影する。
十輪寺からしばらく走っていくと、錆びて骨組みだけになったようなものが見えてきた。よく見ると、これも豊島にあるアートの一つだった。「空の粒子」というタイトルで、貯水タンクを囲うようにして錆びた彫刻が組み立てられている。空に粒子が舞うかのようなイメージで作られたそうだ。う~む。なかなか現代アートを理解するのは難しいものだ。
「空の粒子」のすぐ横に、唐櫃の清水がある。ここも例外なく、その昔弘法大師がのどの渇きを潤すために地面を掘ったところ、水が湧き出したという伝説の湧水である。石材を積み上げ、山の斜面を利用してひな壇のような水場になっているのが、素晴らしい。石材で栄えた島らしい。交代で清水を飲んで喉を潤す。
「2015ぐるっと豊島一周エンジョイマラニック:2日目後半」に続く。
黄金の絨毯のようです。
秋ですね~
瀬戸内海だから 島は当然海に囲まれてて 瀬戸内海らしい景色がどちらを見ても美しいです。
お天気がよかったのも 風光明媚に一役買っていますね、
さすが 晴れ男とっちーさんです。
秋は、モミジやイチョウの葉で敷き詰められた庭、
冬は白い雪景色と、
日本は四季を感じさせてくれる風景が、素晴らしいです。
この日は、秋をしっかり感じさせてもらいました。