(柿)
今年初めての社会人大学の講師は、画家の水村喜一郎さんだ。9歳の時に高圧線で感電し両腕を肩から失うが、不自由さを伴いながらも、先生や友人たちの温かい応援を受けながら、手の代わりに口と足を使って生活の全てにわたり何事にも果敢に挑み、自助の精神を貫き通したという人である。
小さいころから画家を夢見て、事故後もすぐに口に筆をとり、14歳の時から油絵を描き始め、17歳の春に初めて公募展に入選する。入選を機会に油絵への情熱が高まり、創作活動に打ち込み、静寂と安らぎを宿す世界を独特の美しさで描き「描く詩人」と言われているという。
2013年5月に、長野県東御市に自身の作品を集めた「水村喜一郎美術館」を開設。同年8月には、天皇皇后両陛下が来館されたことでも話題になった。両陛下が水村さんと初めてお会いしたのが、昭和56年国際障害者年中央記念事業芸術祭で、水村さんの「柿」の絵の前で両陛下は15~20分立ち止まってご覧になったことが来館のきっかけだったそうだ。皇居・御所には、水村さんが漁港を描いた作品などが飾られているらしい。
講演では、皇后陛下と「柿」にまつわる話や、子供時代の話などを親しみのある口調で語られていた。ただ、社会人大学での講演は、初めてではないようで、怪我をして絵を描くようになった経緯や、画家としてどんな生活をしてきたかという話はあまりなく、初めて聞く私のような聴講者にとっては、少し物足らない内容だった。
20年程前に講師で来た時に聞き
その時に話はとてもエネルギーがあった。
話が終わってから懇親会もあり
水村さんとは3次会まで飲みに行った記憶があります。ラーメンの食べるのが私の倍の速さだった。酒も強かった!
その後の絵のオークションで竹の繊維ですいた紙に描いた絵を買ってしまった。
今、その絵は友人にあげてしまったが
今回の話は期待に及ばず・・・
口で描いたとはとても思えませんが
障害に負けないで
情熱と精進がここまでのすばらしい絵画になるのですね、
まさに 「描く」事が 「生きる」事でいらした方だったのですね・・
それにしてもとっちーさん 山にランに観光に 寸暇を惜しんで続けてのお出かけ・・
お疲れ出ませんか?
エネルギーに満ち溢れた時の話を聞かれなくて残念でした。
しかも、こんな素晴らしい絵も口だけで書いてしまうというから凄いですね。
手や足がなくても、健常者以上に素晴らしい生き方をしている人を知ることで勇気をもらえますね。