チェック:人気作家・森沢明夫の小説を基に、のどかな里で小さな喫茶店を営む女店主と、店に集う人々との心温まる交流を描いた人間ドラマ。日本映画界を代表する女優・吉永小百合が『八日目の蝉』などの成島出監督と共同で、映画人生で初めて企画に挑戦。主演の吉永とは初共演となる阿部寛、『おとうと』などの笑福亭鶴瓶、『ストロベリーナイト』シリーズなどの竹内結子ら実力派が脇を固める。原作のモデルとなった喫茶店が実在する千葉県明鐘岬を中心にロケを敢行した景色も魅力。(シネマトゥデイより)
ストーリー:海と花畑に囲まれた心休まる里、その岬の突端にあるカフェ「岬カフェ」には、店主の柏木悦子(吉永小百合)がいれるコーヒーを目当てに里の住人たちが集まってくる。店の隣に住むおいの浩司(阿部寛)は、何でも屋を営みながら悦子を献身的に見守ってきた。そんな穏やかな日々が営まれていたある日、常連客の娘で音信不通だったみどり(竹内結子)が数年ぶりに帰郷するが……。(シネマトゥデイより)
森沢明夫原作「虹の岬の喫茶店」の映画化作品である。
吉永小百合プロデュース&主演作で、先日の第38回モントリオール世界映画祭で審査員特別賞グランプリを受賞した事もあり、
原作を読んでから映画もどうしても見たかった。
泣けたり、笑えたりするシーンもいくつかあったが、ものすごく感動したとか面白かったという感覚はあまりなかった。
何気ない日常の一シーンをいろんなエピソードを紡ぎ合わせて、ほっこりした温かい映画に仕上げたという感じだ。
キャストは、吉永小百合を筆頭に、笑福亭鶴瓶、阿部寛、竹内結子、笹野高志、米倉斉加年、小池栄子、吉幾三等豪華キャストが勢ぞろいしている。
また劇中歌を歌うバンドメンバーが、 杉田二郎、堀内孝雄、ばんばひろふみ、高山巌、因幡晃というからこれもまた凄い。
まさに、吉永小百合の下に豪華メンバーが結集し、いつまでたっても年齢を感じさせない彼女の魅力を改めて感じさせてくれた映画だったといえる。
特に、吉永小百合が「おいしくなぁれ、おいしくなぁれ」とおまじないをかけて淹れてくれたコーヒーはさぞ格別の味がするだろうなと思った。
原作では、エピソードごと悩める登場人物に合わせた音楽が選曲されるのだが、映画ではまったくなかったのが少し残念。
また、「案内犬」のコタローも出てこなかった。浩司のバンドの話もカットされてしまったようだ。
ただ、虹を追う親子や泥棒の話、悦子に思いを寄せるが結局は思いを告げずに去っていくタニさんの切ないシーンは良かった。
この映画のモデルとなった喫茶店は、実在するそうだ。
海の向こうに富士山を望むのどかな岬の突端にある喫茶店「岬カフェ」で、店主の淹れたコーヒーと素敵な音楽を聞きながら、
ゆっくり時が流れていくと、ほっこりと温かい気持ちになるかもしれない。
機会があれば、そんな喫茶店にいってみたいものだ。
私は、まだ順番がやってこないので読んでいません。
行った事のある山が舞台となっているので期待していたのですが…。
私は、これは予約が多くなりそうだと思い、早いうちに予約したので早めに読み終えることが出来ました。
この映画は、サユリスト必見の映画ですね。
②吉永小百合は、いつまでたってもきれいですね。
私は中学生のころからサユリストです。
吉永小百合が関わった映画だけに、穏やかで優しい物語でしたね。
私もバンドメンバーで判ったのは、杉田次郎とばんばひろふみだけでした。
堀内孝雄や因幡晃は、クレジットを見て”あれっいたのか”という感じでした。
私も見てきました。
書いてくださっている通り 特別な大事件や謎解きが有るわけではありませんが(火事はありましたが)
穏やかで優しい物語 しんみりしたり心がホッと温かくなったりでした。
バンドは豪華メンバーが作中で何度か出ているのに どれがだれかよく確認できませんでした。