全国レベルから地方レベルへ
発展に対する文化の貢献という議論は、全国レベルだけのものではなく、地方レベルにも認められる。文化施設が、地域の生活の質のために、健全な都市構成を維持するために、地域の「ブランド」を強化するために、さらには記念建造物や展覧会、祭りに人を集めることによって仕事や収入を総出するために、重要であることを誰もが否定しないであろう。
しかしここでもまた、文化と地域の発展との間の結びつきが理解されるのには時間がかかった。
*1980年代の初めにしばしば議論されたことは、地域は一般的に原材料や製産業というn輸出基盤または成長拠点を持たない限り発展はできないということだった。いったん輸出基盤を失ったら、別の基盤を見つけなければならなかった。したがって、文化は観光を通うじて地域の発展の基盤とみなされるようになった。
さらに、文化的な場所やイベントを総出することによって地域イメージを向上せざるという考え方が加わった。スペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館(Museo Guggenhein Bilbao)がその好例である。
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第18回 東京文化財研究所無形文化遺産部 公開学術講座 『文化財修理と在来絹製作―絹織製作研究所の技術をつなぐ―』 | 東京文化財研究所 無形文化遺産部
場所:東京文化財研究所 地下1階ホール