高田博厚の思想と芸術

芸術家の示してくれる哲学について書きます。

参照 「課題はウクライナ人の対ナチ闘争を知らしめること」

2023-02-04 04:06:30 | 参照
【全文】課題はウクライナ人の対ナチ闘争を知らしめること=メドベチュク宇最高議会元議員
 
2023年1月26日, 15:00 (更新: 2023年1月26日, 20:44)
© Sputnik / РИА Новости
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ウクライナ最高議会のヴィクトル・メドベチュク元議員はウクライナ当局による政治的追及を受けた経歴を持つ。投獄され、人質交換の末にロシア側へ身柄を引き渡されたが、このたびRTテレビの取材に応じた。以下にインタビューのQ&Aを紹介する。
Q.メドベチュク殿、あなたは長い間沈黙を守ってきましたね。ついに政治的影を抜け出し、かなり大きな記事を書き上げられた。しかし私たちが自分の目で最後に目撃できたのはあなたの交換が成立した日です。その日の感情を話していただけますか。
A.もちろん気持ちは複雑でした。私は交換が成立すると信じていました。一方、私は最後まで疑っていました。2022年9月20日、この交換が成立することを知りました。私はウクライナ機にほぼ12時間、あるいは14時間は搭乗していました。アンカラに航空機で輸送された際、この交換は成立すると明確に理解しました。そこで機体を降りると、ロシア機を目にし、この交換が成立することを認識しました。私は心からロシア連邦の指導部に感謝しています。これは最も困難な時期でした。私の人生にとって、そして私の家族の人生にとって。一方、ウクライナでは不当な刑事訴追の可能性が迫っていました。刑事事件を捏造されていたのです。そしてこれはウクライナ当局が私に伝えていたことですが、禁錮15年の可能性がありました。
Q.そしてあなたは交換され、ロシア連邦へやってきた。ですが、どのようなステータスなのですか。
A.そうですね、ステータスはとても面白い話です。私にはウクライナ国民というステータスがありました。そしてウクライナ国民としてのパスポートもありました。ですが、ご存知の通り、ゼレンスキーは目的を掲げました。それは野党政治家としての私を駆逐し、私との戦いを最後まで遂行することです。
ゼレンスキーは完全に狂気の道を突き進みました。私にはロシア国籍があるという疑惑を口実に、私の国籍を剥奪したのです。私がロシア国籍を所有した試しはありません。私はウクライナの政治家です。これまでも、そして今も。
私はウクライナから逃げていませんし、降伏していません。さらなる戦いを続けていました。自宅軟禁の状態でも。戦い続けていました。交換の結果、解放された後も。そしてこの3ヶ月間も。あなたはインタビュー冒頭、長い間沈黙を守っていたと言われましたが、実際のところ、これは沈黙ではありません。これは活動でした。ウクライナを助けることに加え、ウクライナ国民とロシア国民、いずれの利益にも資するために。この成立した状況下において。戦闘行為を踏まえて。数千人が犠牲になった状況を踏まえて。インフラが破壊されていることを踏まえて。ウクライナで戦争が続いていることを踏まえて。しかし、この戦争はウクライナではなく、西側の利益のために行われているのです。米国、英国に加え、ロシアとの関係をシロクロはっきりさせようとしている他の多くの国々こそ、それはゼレンスキー政権がすでにやったことですが、ウクライナを利用し、ロシアと対決する上で必要な一種の演習場、拠点に作りかえたのです。だからこそ私は自分のチームを回復し、まとめあげる為にこの数ヶ月間を費やしてきました。多くの人々がキーウ(キエフ)からやってきました。多くの人々が今、ウクライナ国外にいます。中にはロシアにいる人も。欧州やトルコにいる人も。彼らは戦いを続ける用意があります。彼らは今後も自分について宣言する用意があります。
ロシアでも、ウクライナでも、西側でも、新たなウクライナの声に耳を傾けることが必要です。それは存在します。ゼレンスキーが標榜するレジームは指先でこねあげられたレジームです。拷問で築き上げられたレジームです。ゼレンスキーはウクライナ国民が結束したと言います。状況を見極める力を無くし、ヒステリックにただ反ロシア、ロシア嫌いを叫ぶという意味では結束したと言えるかもしれません。ですが、実際はちがいます。アンチ・ロシア以外にもウクライナ領にはこの点について公言することを恐れる人たちがいますが、彼らはウクライナとロシアの関係に見られる特徴や、今日成立した内容を支持したことはありません。彼らはウクライナ人です。私と同じように。
私は自分の考えを裏切ってはいません。逮捕されながらも。6か月間にわたってウクライナ保安庁で拘束されていた時も。私は戦いを続けます。そして私はこの新たなウクライナが、声をあげることを恐れる人たちの立場があらゆるところで明確になることを望みます。ロシアでも、ウクライナでも、西側でもそうです。新たなウクライナを体現する人がいることを伝えたい。バンデーラのウクライナでも、ファシズムのウクライナでもない、新たなウクライナです。それはゼレンスキーが表明する声明やネオナチ政策とは全く無縁です。
Q.あなたは記事の中で、ウクライナ救済のためには新たな運動が必要だと指摘されました。この国が地政学的分割の場となることに反対すると。
A.その通り。ゼレンスキーの政策に反対する人々は存在します。この新たなウクライナに耳を傾けるべきです。その代表部が登場すれば、その声に耳を傾けられるならば、その声は聞き入れられる可能性があります。仮にこれを信じる人々が、この流れで行動する用意のある人々がこれらの人々を結束し、「いや……そうなのだ、我々はウクライナを去ったが、我々はウクライナ人なのだ」と発言するならば。そして私たちは将来のことを考えたい。なぜなら今日、実際のところウクライナは存在しないからです。憲法に記されています。ウクライナは独立し、主権を持った民主主義国家であり、法治国家であり、社会的国家であると。しかし、ウクライナは独立と主権を失いました。何故なら14年以降、この国は西側、米国、英国の完全な外部管理に移行したからです。国内ではマスコミが不当に閉鎖され、司法と憲法の秩序も存在しません。別の視点を唱える人々は駆逐されるのです。経済は破壊されました。GDPは今日30%も下落しました。製造業の下落は70%です。今日の失業率は35%です。社会保障政策は今日、実現しようがありません。
したがってこれは事実上、国家ではないのです。実際上の国家でなくなったのは、国家政策の根本においてはゼレンスキーとその徒党が推進するネオナチの政策があるからです。
Q.では、ウクライナでは何かを変えることができるとお考えですか。新たな人物が例えばやってくるとして、それは次なるオリガルヒ(新興財閥)になるのではないでしょうか。どうにかしてウクライナのアンチ・ロシア的視点を解決できると思いますか。
A. 第一に、アンチ・ロシアの機運を変えることはできます。それを容認しない人がいますから。この人たちは主張すること、自分の声を恐れています。なぜなら、抑圧的な仕組みで抹殺されるからです。その仕組みは民主主義と法治国家の理念を損なうものです。裁判所もなにもないのです。存在するのはゼレンスキーとその徒党が下す大統領令だけです。その徒党はいま、そんなことしかしていません。
次に、あなたが言っていた問題に戻りましょう。例えば別のオリガルヒだったり、そういう人が選ばれるとします。選ばれるには国家が必要です。しかし、国家は、私が然るべき論拠を提示した通り、ウクライナという国は今日存在しません。どんな選挙がウクライナでありえるというのでしょう。そうです、ゼレンスキーは指名できます、選挙だといいます。でもこれは選挙ではありません。
Q.ゼレンスキーが耐え抜くと思いますか。長期にわたっていまのポストに留まりますか。
A.ゼレンスキーの運命は私には分かりません。ですが、私は言うべきです。私は言いたいです。ウクライナに対し、ウクライナ国民に対し行ったことについて彼は責任を取るべきです。彼が国家を破綻に導いたのです。彼が国を戦場に放り投げたのです。彼がやったことです。というのも、思い起こしていただきたいことがあります。今日は残念ながら多くの人が忘れてしまいましたから。 2月24日以前にあったことを。戦争を避けるために全力をつくす必要があったのです。戦争を引き起こさないために。問題はゼレンスキーがそれをできたかどうか。私は答えます。できました。それどころか、私は主張します。彼はそれを行う義務がだった。彼はミンスク合意に従って行動する義務があった。 メルケル、オーランド、それにポロシェンコがワンワン吠えていることはご存知でしょう。
Q.誰もそれを守ろうとしなかったのですか。
A.その通りです。
Q.ではどこに保証があるのですか。同じような人が登場し、同じようなことにならないという保証は。
A.そうしたことを将来的に防ぐためにも、ウクライナという国家の破壊に繋がった根本的原因を排除する必要があります。それを実現できるのは、国家政策からネオナチを駆逐するときです。軍国主義的国家でなくなる時です。いま一度、強調しておきますが、我々は国の将来ではなく、ウクライナ人の将来について話をしています。これがもっとも大事なことで、私たちはこれに取り組んでいます。ウクライナ人の未来です。ではどのような国で、いかに彼らが生きていくのか、これはウクライナ人が決めることです。そのウクライナ人こそがいま、新たなウクライナを体現しているのです。
 
 

ボリス・ゴドゥノフ

2023-02-03 23:25:35 | 日記

ボリス・ゴドゥノフ


 
プーシキン25歳時のこの作品は、後のフィルム「イワン雷帝」にも示されているロシアとヨーロッパの対峙関係を確認させるものである。
 
 
乳母からの伝え語りを聞いて育ったプーシキンは文学の勉強に没頭し、上の作品は検閲上の問題で上演されるのに40年を要したそうだ。
 彼の場合でも、のちの文豪を感化して育てるほど、ロシアは普通の人間の意識水準が高いようだ。
 
 
 イタリアは今期のオペラ上演でもボリス・ゴドゥノフを最初に置いたほどであった。
 
 
 
原作にも書いてあることは、人民が欲する皇帝は、善と恐怖を与える力との二つをもっていなければならないということだ。善だけでは人民は図に乗り忘恩となることは、洋の東西と古今を問わないことがたしかめられた。  
 

ぼくははっきり言うが、ロシアの恐怖力はぼくを惹く。恐怖力こそ、ぼくに欠けていることを人生がぼくに教える力だからだ。善者こそ、善だけではいけないと、最近ぼくも書いてきている。 







参照 「日本はロシア産原油と天然ガスを輸入することなく生き残ることはできない」 ほか

2023-02-01 23:30:05 | 参照


すこし前の記事であるが重要性は変わらない

 
日本がロシア産燃料抜きに生き残ることは不可能=伊藤忠会長
 
2022年11月1日, 12:00 (更新: 2022年11月1日, 12:01)
 
© Sputnik / Ramil Sitdikov
 
日本はロシア産原油と天然ガスを輸入することなく生き残ることはできない。ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン1」に参加する伊藤忠商事の岡藤正広代表取締役会長が英紙フィナンシャル・タイムズの取材に応じた中で発言した。
岡藤会長によると、欧州や米国とは違い、日本はエネルギー燃料の大半を海外に依存していることから、制裁があるとしてもロシアとの関係を放棄することは不可能だという。会長は取材の中で、「実際問題として、仮にロシアから輸入しない場合、あるいは仮に輸入量を減らす場合だとしても、我々は生き残れない」(英語からの翻訳)とコメントした。
また商社に地政学的圧力が行使されるトレンドや、 サプライチェーンの分野で協力の枠組みを強いることは世界経済に否定的な影響を与えると懸念を示した。
 
〈穀物合意に参加するロシア船を攻撃しないとウクライナが保証することが不可欠=露大統領
2022年11月1日, 11:31〉
 
先に日本政府は「サハリン1」の運営を担う新会社へ参画する方針を固めた。日本経済新聞によると、日本は原油輸入の約95%を中東に依存しているため、日本政府は「ロシアでの権益を当面維持することは原油の安定供給に欠かせない」と判断した。一方、同紙は、日本はG7としてロシア産石油の輸入を原則禁止する方針を決めており、「サハリン1の権益を今後も維持し続ければ矛盾した対応となる」とし、「中東依存の高さを理由にした権益維持に国際社会の理解を得られるかが課題となる」と報じている。
 
〈ブリヂストン、ロシア事業を譲渡へ 同社HPで発表
2022年10月31日, 20:09〉
 
ロシアのプーチン大統領は10月7日、「サハリン1」の運営会社を新たに設置し、米国の旧運営会社から権利や義務を移行する大統領令に署名した。日本政府や伊藤忠商事、丸紅、石油資源開発などが出資する日本のサハリン石油ガス開発(SODECO)を含む外国企業は、新たな運営会社が設置されてから1か月以内に株式保有を継続するかどうかについて、ロシア政府に通知する義務がある。また、この大統領令に基づき、14日付で国営の新運営会社が発足した。
 
関連ニュース
「サハリン1・2」、日本のエネルギー安全保障にとって重要=岸田首相
日本政府、「サハリン1」新会社について関係者と詳細を検討=西村経産相
 
 
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ロシアは隣国の助けにより西側の制裁を耐え抜いた=米紙
 
2023年2月1日, 12:00 (更新: 2023年2月1日, 16:27)
 
© Sputnik / Alexei Druzhinin
 
ロシアは西側の制裁を耐え抜き、その貿易はウクライナ危機以前の水準に回復した。ニューヨーク・タイムズのアナ・スォンソン解説員が指摘した。
スォンソン解説員によると、ロシアの貿易は多くの分野においてウクライナ危機以前の水準に戻ったという。

アナリストらは、ロシアからの輸入が2022年2月以前の水準に戻ると見込んでおり、既に回復したか、或いは近く回復すると分析している。
 
解説員によると、「ロシア経済は驚くほど堅固」で、西側による制裁の効果が疑問視されるほどだという。一部の国はエネルギー燃料やその他の主要取引物においてロシアへの依存度を低下させることが困難であったほか、ロシア中央銀行は自国通貨ルーブルの暴落を防ぎ、金融市場の安定維持に成功したと解説員は指摘した。

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