僧帽弁閉鎖不全症腱索断裂と告げられて!

僧帽弁形成術をH24年9月3日に行いました。今生きてることに幸せ感じます。

「闇にあっても光を」を読んで

2016-03-02 21:06:28 | 日記
カワセミさんの紹介で、
この本と出会い早速 読ませて頂きました。


この本を読むうちに、心の中で描いていた
優しい兄の顔が次から次へと頭に浮かび涙が出ました

絶対言うまいと思っていた50年前の悲しい出来事!
アナムネ聴収時にも話さず黙秘!

自分の病気を家系だと思われたくないし
人に言われたくなかったからです

理由は一つ・・・子供たちに心配をかけたくない
子供達には、遺伝しないことを伝えておきたかった
だから、むやみやたらに家系が、そうなんだと
思われたくなかった。

私は4人兄姉兄の末っ子で
一番上の兄は10歳ちがいでした

兄は、この本の茂子さんと同じ年代に
心臓弁膜症を患い亡くなりました

本の中の茂子さんと兄が重なり
涙が止まりません

兄も今の時代なら、手術ができ生きれたかも
しれないと思うと辛いです

兄は19歳で亡くなりました
2月で20歳になる年、、、
来年成人式という前の
12月に亡くなりました

まだ小学校低学年だった私は
なにもわからず、ただただ兄に
くっついて遊んでました。

大阪に就職し、たまに帰宅する兄は、
すらーっとし、スーツ姿がカッコよく
舟木一夫や橋幸夫の話題を友人と
してたのを思い出します

その横でチョコンと座っていると
常に優しい目で見る兄が大好きだった

ある日兄が、この人は僕の大好きな彼女だよと
写真を見せてくれた時も未来に向かい
幸せそうでした

その兄が心臓から合併症で、悪化!
身体は、浮腫って、常に嘔吐!

本を読むうち兄の辛さや死の恐怖が
頭に浮かび涙が止まりません

でも、その時は、私は、まだ小さくて
兄が近くで
優しく見守る姿しか見えてなかったです

本を読み始めて、その頃の気持ちが
伝わりました。

兄は私に「兄ちゃんの足押してみて」と
言いました

私が押すと兄の足がペコッと引っ込みます
私は、おもしろくて、何度も押してました

兄は、それを怒ることなく微笑んでました
涙が止まらないです

兄との思い出は、可愛がられた思い出ばかり
タバコの煙で、ドーナツの形を作って
私を喜ばせ、本やオモチャを
買ってくれたり

最期の方は、私が、無邪気に飛び回る姿を
縁側に座り、毎日毎日ずーっと眺めていました

顔もパンパンに腫れ、辛かっただろうに
辛いとか、苦しいとか、不安とか
聞いた記憶が全くありません

ただただ優しい目で見る兄の姿しか
覚えてません

今まで兄は
事故で亡くなったと伝えてきました。

でも茂子さんと兄が重なりすぎて、、、
兄は、そういう気持ちだったんだと始めて感じました

今は天国で安らかに眠り
微笑んでいる姿が目に浮かびます

この本を紹介してくれたカワセミさんへ感謝します







2 コメント

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驚きました。辛かったですね (カワセミ)
2016-03-03 22:09:00
Kiyoさん こんばんは。
お若くして 心臓病で亡くなられたお兄さんが
いらっしゃったこと 初めて知り、 とても驚きました。

本の著者 関茂子さんの甥で 本を再出版された吉本様から 今回 思いがけず 本のご寄贈のお申し出を受けたことも、また Kiyoさんにお届けできたことも
なんというご縁だろう! と 本当に驚くばかりです。

多くの心臓病仲間の皆さんに読んでいただきたい との吉本様の深い思いが きっと つながったのだと思います。 その橋渡しが 少しでもできて 私も とても感慨深いです。

Kiyoさんには お兄さんの闘病の思い出が甦り
辛い思いをされましたね。

私は
茂子さんが強く望んだ「手術 という光」 に手が届きそうになりながら 結局は叶わなかった深い絶望感 を思うと せつないです・・・
その心理が描写された数ページは 私自身の再手術までの心理と重なるものでした。

50年という時を隔てても それはまったく同じなんだ、と
強く感じましたが
Kiyoさんも私も 今の時代に生まれたおかげで
心臓手術 を受けることができました。

幸せなことだと つくづく感じさせられますね。

今日 Kiyoさんの記事を読んで 驚きと共に
つながりの輪 、のようなものを感じました。


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カワセミさんへ (Kiyo)
2016-03-04 08:18:45
カワセミさん おはよう
私も、カワセミさんから紹介され
本を読むうちに兄から、「あの時の兄ちゃんだよ」と言われたみたいでした

治療は、どうしてたか、病院へ、いつ行ってたか全くわからないけど症状が似てるからです

良く吐いてました 心臓から、肝臓も腎臓も悪くなってると聞いてました

母が、いつも美味しいものは、兄に一番にあげてました
兄同士が喧嘩しだすと、怖くて泣きながら
止めてた自分でした

いろんな思い出があります
たくさんたくさん 兄を思い出すことができました
ありがとう♪
天国で、喜んで見てる気がします

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