fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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梵天(秋田三吉神社)

2016年01月18日 | 日記
 17日、昨日は秋田市三吉神社の梵天でした。


     
 
 子供の頃、親といっしょに人混みの中、見たことがあったなあという記憶。何十年かぶりでした。
 まずは、神社へ。
 ところが、境内は人混み。(といっても東京の人混みに比べたら、ゆるいものです)
 梵天ももっと大きかったイメージでしたが、意外と小さい。たぶん子供の頃は私が小さかったのですね。神社では、奉納するところが見られるのですが、これも縦に持ったままと思っていたら、横にしてつっこむのですね。もっとけんかのような感じでやられるのかと思っていたけど、これもそうでもなし。

 なんとなく、満足したとはいえず、神社を出ました。
 ところが、何か食べようかと店をさがしていたら、遠目に梵天が見えます。俳人的感が働きそっちへ! 3つ4つの梵天が、大吉食堂というところの前で止まりました。そこで、梵天唄が披露。これが、よかったあ! 

    
 冷たくぴんと張り詰めた空気の中で、声の伸びること伸びること。途中ホラ貝が吹かれ、なんともいい!! 女性1人と男性2人で、何回歌ったかなあ。「ゆっくり行くべ」と、神社はすぐそこなのですが、奉納してしまう前に楽しもうという雰囲気でした。(茶色い筒のようなのが、ホラ貝のような音が出るのです。木でできた一升瓶のよう。貝のものもありました)
 
  踊り出すおじいさん
 

「上手ですねえ」とそこにいた方に言ったところ、「日本一だもの。小野花子だで」と、いうではありませんか。民謡歌手などほとんど知らない私でも聞いたことのある、秋田の民謡歌手の方でした!! 男の方も江差追分日本一の方なのだそうで、「下北手(という地区)には、日本一が二人いるんだ」とうれしそうでした。
半纏を着たその地区の方以外の観客は、私を含めても10もいず、神社で人越しに見るのとは全然違って、堪能できました。


 
 そして神社へ。
 いかにも秋田の冬という厚い雪雲のたれ込める凍てついた道をゆく梵天。

  
 満足~。

*小野花子さん、調べたら、テレビにも出てるはCDも出してるはという方でした。「すばらしかったです」とお声はかけさせていただいたのですが、握手もしてもらうんだった。でも、そのとき、梵天が行ったあと落ちていた幣や紙くずを拾ってらっしゃって、手にそれらをもってたので・・・。立派な方だ! ファンになりました。CD買おうかな。