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八王子はかつて絹産業がさかんでした。今の横浜線は、八王子から横浜へ絹を運んだ「絹の道」の名残です。
その八王子遣水というところに、絹の道資料館があります。小さな資料館です。
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絹という布が、蚕という幼虫の口からはき出されたものということ、その生糸の美しさを実感できます。自然って、すごい。
この資料館には、10年以上前に俳句の人達ときたことがあったのですが、展示が少し変わっていました。当時は、蚕に関する古文書も展示されていて「蚕の養育書」というのがあったのが印象的でした。でも今回そういうのはありませんでした。
古文書はずっと出していると痛むのかもしれません。
でも「養育書」という言葉から、どれほど蚕を育てることを大事にしていたのかがうかがえました。
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