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~東京一人暮らし11年目の日記~

たいてい夜中にコッソリ更新されます。

直木賞作家の公開講座へ行く

2006-03-04 | おでかけ(東京)
今日、有明コロシアムで開催された「シアター・オン・アイス」
観客達が荒川選手のイナバウアーに魅了されていた頃。。。

私も感動していました




好きな作家の一人宮部みゆき氏と阿刀田高氏の公開講座へ行ってきたのです

先日のブログで「運動を始める!」という今年の目標を再確認
会社帰りにできるものはないかな?と検索
あれやこれや見ているうちに目に留まったのです

知ったのが3日前でしたからね、
定員オーバーかなと思いつつもとりあえずネットで申し込んでみたら
翌日OKの留守電が入っていました

会場は新宿住友ビル(通称三角ビル)
ちょうど一年ほど前、友人とこの近くで飲んだ帰り(24時近く)、
このビルの敷地内でテレビ撮影やってました
TBS日曜19時の替え歌コーナー、といえばご存知の方も多いはず。。。


気合を入れすぎて(?)、今日は開始2時間前に到着
受講料の支払いを済ませ、時間つぶしにケーキセットなんぞをいただき、
入場開始30分前に会場へ
入り口前にはすでに先客が2名いました

待っている途中、
スタッフに案内されつつ宮部氏ご本人が私達の前を通って行きました
大きな荷物を持っていたけれど、
今日は講座の後そのまま奈良へでかけるとのお話でした
やはり人気作家はご多忙ですね

この公開講座、日本ペンクラブと朝日カルチャーセンターとの一年にわたる提携講座で、今回が6回目にして最終回とのこと
これまでのゲスト作家がどなただったのかも気になるところです


講座の内容
作家が自作を生み出すきっかけとなる着眼と、つかみ取った作品が芽生える瞬間について、それぞれの視点から語っていただく、著述家の世界組織である国際ペン日本センター(日本ペンクラブ)との提携講座です。
今回はミステリー小説の旗手、宮部みゆきさんをゲストに迎え、短編小説の第一人者でミステリー作家でもある阿刀田高さん(日本ペンクラブ専務理事)と、ミステリーを読む楽しみ、書く楽しみについて語り合っていただきます。

(リーフレットよりそのまま引用)

私が宮部氏の作品で初めて読んだのは『火車』
5~6年前のことです
衝撃でした、引き込まれすぎて止まらないんだもん!
他の作品も同様でした

今日の講座で、
そんな宮部作品のキッカケ、ヒントのお話をご本人から直接聴けるなんて。。。!
しかも、気合のおかげで最前列で聴くことができました!!


キッカケ、それは日常の生活の中にあるそうです

例えば、都営バスの中でフト耳にした年配のご婦人の会話、
ワイドショーで見た弟が兄を殺めた事件報道(宮部氏)
放置される自転車を見かけて(阿刀田氏)など・・・

何気ない日常からキャッチする。
同じものを見て聞いたとしても、作家と一般人はまずそこが違うのだ、と

日常を眺める視点からして違うのか・・・!

キッカケをを拾い上げ、それをさらに膨らませていく想像力
都営バスの例でいえば、
雑音で途切れて聞こえた会話の一言、

「うちは嫁○売ったり買ったりしてるから」

宮部氏は「嫁売ったり買ったり」に聞こえ、嫁を売買する!?などと色々想像したそうです
実際はたぶん「嫁売ったり買ったり」であり、株取引のことだろう、と笑っておられましたが

キッカケ、きっと私の周りにもたくさんあるんだろうなあ。。。

(実はむか~し、作家に憧れて
 買ってもらったワープロで小説の真似事のようなものを
 チマチマ打っていたことがあります
 当時はライトノベル、少女小説の全盛期
 お恥ずかしい話。。。)

公演中、宮部氏が「最後が素晴らしい」と絶賛していた、
阿刀田氏の短編「花あらし」
帰りがけに買って来ちゃいました
通勤時間に読もっと♪ちょっと楽しみです


今日は宮部氏、そして阿刀田氏という
直木賞作家お二人のお話を間近で聴けて、幸せな一日でした



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