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承認済みの新型コロナウイルス治療薬と希望薬 まとめ(1)

 承認済みの新型コロナウイルス治療薬は
レムデシビルデキサメタゾンの他にバリシチニブ(オルミエント)カシリビマブ/イムデビマブ(ブロナプリーブ)、ソトロビマブ(ゼビュディ)と経口薬のモルヌピラビルである。それにパクスロビドと塩野義製薬の臨床試験中の薬がある。

 バリシチニブ(オルミエント)は
JAK阻害薬バリシチニブ(製品名・オルミエント)は、サイトカインによる刺激を伝えるJAK(ヤヌスキナーゼ)を阻害する薬剤。COVID-19は重症化すると、サイトカインストームと呼ばれる過剰な免疫反応に重篤な臓器障害を起こすことが知られています。バリシチニブは免疫異常による炎症を抑える作用を持ち、日本では前年4月、中等症から重症の患者を対象に特例承認されました。

 カシリビマブ/イムデビマブ(ブロナプリーブ)はオミクロン株には効きにくいと。
中外製薬の「ロナプリーブ」は、カシリビマブとイムデビマブの2つの中和抗体からなる抗体カクテル療法。新型コロナウイルス表面のスパイクタンパク質に結合し、ウイルスが細胞内に侵入するのを防ぎます。米リジェネロンが創製し、中外は日本での開発・販売権を保有。21年7月に治療薬として特例承認を取得し、11月には濃厚接触者と無症状感染者に対する発症抑制のための投与でも承認を取得しました。

同薬の投与対象となるのは、重症化リスク因子を持つ軽症・中等症の患者。海外で行われた臨床試験では、1回の投与で入院や死亡のリスクを70%減少させ、症状消失までの期間を短縮しました。中外は日本政府との合意に基づき、2021年に国内で使用される分について確保しています。

 ソトロビマブ(ゼビュディ)は
グラクソ・スミスクライン(GSK)の「ゼビュディ」(一般名・ソトロビマブ)は、新型コロナウイルスに対する中和抗体。GSKと米ビル・バイオテクノロジーズが共同開発したもので、今年9月に特例承認を取得しました。ロナプリーブと同様に、重症化リスクの高い軽症・中等症の患者が対象となります。 海外で行われたP2/3試験では、投与29日目までの入院・死亡のリスクをプラセボに比べて79%低減しました。



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