「旧式」装備を防衛省の無責任❕ 自衛隊の災害派遣に充実を
対戦車ヘリAH-1Sもだ。アメリカ陸軍が1984年から新型のAH-64Aを導入しているのに、その2年前からすでに旧式化しているAH-1Sのライセンス生産による調達を始めている。しかも調達単価はアメリカ軍の5~6倍も高かった。
その後継の戦闘ヘリAH-64Dも同じだ。アメリカのボーイング社がラインを閉じる寸前に採用を決定し、富士重工(現スバル)が国内生産した。アメリカ軍が調達をすでに終え、近い将来ボーイング社が調達を中止することがわかっていた。
数千億円規模の調達が「口約束」で行われていた
それでも予定の62機を一括して発注すればボーイング社のラインは維持されただろう。だがこれもずさんな調達計画で漫然と単年度でしか発注せず、生産は中止された。 by清谷 信一
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