この曼荼羅の前で、最澄と空海が貸す、
貸さない、理趣経でもめたのは、有名な話です。
最澄は宇宙の生命である大日如来との一体化を
経験もせず、字面だけで密教を習おうとしている。.
最澄:
日本人は筆じゅ、文字を写して学んできた。
空海:
空海はこの曼荼羅を筆じゅ、写しただけで人に
伝えられると思いますか?
最澄:うん
空海:
日本人は貧しいくらしの文化で苦しんできた。
人々が貧しい民に、筆じゅだけで伝わると思いですか?
あなたもその事はごぞんじだったはずでしょう。
うん、最澄さんがここにいらっしゃるのは、今の現状では
宗教の将来はないと思っているでしょう。私は最澄さんを
信じてます。 ごらんなさい。
この曼荼羅は生きているです。
神のまんだらを筆じゅだけでは、伝わりません。
言葉、文字、色、すべての五感のすべて
をつかって初めて伝わるです。
それだから、貴重な曼荼羅です。
ゆえに中国からもって帰ってきました。
最澄:
あたたは、いつ理趣経を貸してくれますか?
それはでんぽう灌頂を伝承してからです。
空海:
3年はかかります。
あなたは日蓮宗を捨てられますか?
最澄:
え、日蓮宗をですか?
空海:
あなたには大事なんでしょう。
最澄:
では弟子をおいていきます。
弟子は最終的には、空海の弟子になることになる。
#空海#曼荼羅#高野山
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