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選択 (kei)
2008-05-12 16:21:17
先日のドイツの出張ではUSの大学から2名、ロシアの国研から2名、スロバキアの国研から2名、それとワタシで3日間缶詰で仕事をしていました。夜になるとみんなで食事に行くんですが、そこでまさにこのことを話し合いました。

USとヨーロッパはその両極端にあります。

USでは低所得者層は社会保険料を払うために働いているようなものだと言っていました。

逆に欧州は手厚いのですが、たとえばドイツの例では所得税が45%にも登る。

富裕層の面ではUSは天井知らず。一方の欧州では労働規制が敷かれて残業も出来なければ日曜日には商店街は法的にクローズ。自由に金儲けは出来ないわけです。

アメリカが掲げる『自由』とはすべて自己責任ということとイコールな気がします。

アメリカナイズされた日本の官僚・政治家はこの道に突き進んでいくのでしょう。

高額所得者を優遇するため所得税減税を行う一方、消費税やガソリン税・保険料を上げて均等にその負担を強いていく。

年金問題もそうですけど、年収が2000万を超える国会議員が話し合ったって解決しない問題じゃないでしょうか?彼らは何でもいいんですよ、つまるところ。

興味があるのは自分の再選。国債発行は減らさないといけないけど、大切なのは自分の再選。

どの方法が一番自分の票に影響を与えないか。

どのタイミングが一番票に影響を与えないか。

無論、国民も賢くならなければいけません。日本の赤字財政を理解して、負担をすることを考えなくてはいけません。負担は避けられません。負担をさせるから投票しない、では前に進みません。借金が増えていくだけです。

アメリカの先生が言っていました。『日本という言葉がアメリカの新聞紙面から消えつつある』と。

この言葉が世界での今の日本の姿を象徴してるのだと思います。
 
 
 
みらい (maru)
2008-05-12 23:53:20
政治家は官僚に負けてしまうから、どうしようもありません。
えらそうな顔をしていても、歯が立たない。

特別会計なんてのがあるから、好き放題お金が使われる仕組みだ出来てるし・・・

「日本国増税倒産」の著書で、これまで何度か紹介した森本亮氏が何度も言っているのですが、アダム・スミスの国富論に、「国債は税金である」と書いてあるそうです。
そらそうですね。
借金ですから、利子つけて返す・・・その利子だって税金で返すのだから、国債を発行するという事は、増税しているのと一緒。

また、国富論では、国の借金が限度を超えたら・・・破産を免れなかった国はないとあります。
戦争でもするしかない。
今の日本は、借金の利息を払う為に借金してるので、安っぽいテレビドラマみたいに、
「せめて今月の利子だけでも払ってよ~」
「いや、ホントにないんです」
「じゃあ、別のとこから借りてきな」

冗談はさておき、その利払いについても、60年まで先延ばしOKなので(そんな住宅ローンがあるか!)、一部だけ返済して、残りは先延ばしという事をやっています。
いいですよねえ。取立てには誰もこないので、やりたい放題です。



アメリカの自由・・・前読んだアメリカの思想的な解説本みたいなのでは、保守の発想がそれですね。
流石に簡単ではないので、理解しきれませんが。
超簡単に思い出したまま書けば、もう自分達の事は自分達でやる。極端な話、警察もいらない。その代わり税金も払わない・・・
他の国の事はそっちにまかせて、自分達の国のことだけ考える・・・その位、保守の中の保守は考えているというのもあるそうです。
これが、保守が分かれて新保守(ネオコン)などが出てきて、そっちが力を持っているのが現在。
共和党(民主党)にも、派閥ならぬ思想別の棲み分けがあるようですが・・・


欧州と米・・・
自由を間違うと怖いことになりますから、個人的には税金高くても安心できる方が、いざというときの為にいいと思っています。
利益も自由では・・・残念ながら人間は限度を知らない動物なので、野生動物みたいに自分の餌がなくなるまで食い尽くさないようにする事は出来ませんね。きっと。
その自由さが今の何でも高騰する社会を生んでいるとしたら尚更・・・


自己責任もいいのですが、自分で勝手に貧しくなるのは責任を取ってもらっても構わないですけどね。
制度の不備でそうならざるを得ないなら、これを自己責任という言葉で片付けるのは、果たしてどうかと思うところですから。


まあ、とにかく何が起こっても慌てない準備はしておかないと・・・
 
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