真っ白い雪景色の大原から2年過ぎ、何も変わらない悠久の時
三千院の参道奥にある勝林院(大原寺)の僧坊(僧侶が住む建物)のひとつである「宝泉院」
山門をくぐると樹齢700年の見事な五葉松が、訪れた参拝客を出迎えてくれます
五葉松
立砂
宝泉院のもう一つの庭 「 宝楽園 」 は 仏神岩組雲海流水回遊花園と呼ばれます
宝楽園は平成17年3月に宝泉院境内南側の低地に新しく誕生した庭で、心の内なる広大な仏、神の世界を
岩 組、樹花、白砂等をもって表わし美しく宝の如くそのままそこにある楽園の境を創作したものである
宝泉院HPより
円錐形の三角形のかたちをした白い砂が盛られている
銀砂幽玄の世界が現れます
地球太古の創生に遡り
その原初の海を想像した庭園になるそうです
※ 庭園作家の園冶(えんや)が造園し、山形県や長野県などから約300トンの石を運んできた
鶴亀庭園
江戸時代中期に作られた鶴亀庭園があり、池と蓬莱山を象った亀石が配置されている
鶴亀庭園には樹齢300年の沙羅双樹が植わっている
拝観料(茶菓付)
宝泉院で有名なのが、柱や鴨居を額縁に見立てて庭園を鑑賞する額縁庭園です
宝泉院のシンボルである五葉松とその周りの深緑と竹林は
まさしく額縁の中に納められた一枚の絵画のように美しく、見る者を魅了します
額縁庭園として親しまれている盤桓園
盤桓園(ばんかんえん)は、立ち去りがたいという意味です
その名の通り、庭園の息を呑むような美しさは、いつまでも眺めていたくなります
緑に囲まれた癒しの空間
水琴窟の音に耳を傾けながら
緩やかな時間の一服は、癒しの世界を誘ってくれます
過去記事(2017.2.8) ⇒ ☆京都大原:水墨画の世界 宝泉院の五葉松
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