一昨日節分詣発祥の地「吉田神社」へ行ってきました。本宮の様子は前日ブログにて。続いて、摂末社(せつまつしゃ)の様子をお伝えします。
まずは階段を上って左手にある「菓祖神社」へ行きました。ご祭神は、田道間守命(たぢまもりのみこと)と林浄因命(はやしじょういんのみこと)です。田道間守命は、日本書記に出てくる人物で、日本に初めて「非時の香菓(橘)」を持ち帰った人物です。菓といえば、昔は果物を指しましたが、その逸話より菓子の神様(菓祖)として祀られています。林浄因命は、林浄因命は中国浙江省の人で、貞和五年(1349)に来日し、日本で最初に饅頭を作ったとされています。参拝者に豆茶とお菓子の接待があります。(ご志納)豆茶は、炒りすぎた福豆を煎じたもので、ほんのり塩味がして、香りもよく美味しかったです。
続いて、大元宮へ行きました。天神地祇八百萬神(あまつかみくにつかみやおよろづのかみ)を祀っています。社の角に、鬼の像が祀られていました。天狗みたいな雰囲気ですが、角があるし、鬼の眼はよく見ると4つもあります。(写真をクリック拡大!)
左右には「東西諸神社」があり、全国の神様を祀っています。自分に縁のある土地の神社をお参りする人もいれば、端から順番に全国の神様をお参りする人もいます。
ふるさとの富山(越中)の神様もちゃんと祀られていました。お賽銭を入れようとすると、ほかにも参る人が・・・「富山なんですか?」と言葉を交わし、一緒に手を合わせました。こういう場所で、同郷の人に会うのはなんだか嬉しいですよね。(^^)
他にもいろんな摂末社がありましたが、小雨が降り始めたので引き返すことにしました。帰りに料理の神様をまつる「山蔭神社」のそばで「年越そば」を頂きました。なんで?年越そば?と思いつつも、おいしそうな香りに誘われて・・・1杯頂きました。(600円)薬味のおろしわさびがきいていて、温まりました。おいしかったー。(^^)*江戸時代までは立春から新しい年と考えられていたため、立春の前の節分に「みそかそば・年越しそば」を食べる風習があったそうです。
この日のお土産です。聖護院八ツ橋さんの「節分祭」です。鬼6個入り500円で、手提げバックに入っています。まじくんは「これ何?巨大グミ?(@@)」って言ってましたけど、ういろうのようなものです。大きさは5㎝角ぐらい、ほんのり甘くておいしいです。聖護院八ツ橋さんは季節ごとに形をかえていろんなお菓子を出しています。以前、お正月の午のお菓子を紹介しています。【前ブログ】
ところで、前日ブログで紹介した福豆の抽選券ですが、昨日抽選が行わました。吉田神社のサイトで確認したところハズレでした。残念(T0T)!なかには、200円で車が当たった人もいるのに・・・。
吉田神社 http://www5.ocn.ne.jp/~yosida/
「節分詣」が終われば、今度は伏見稲荷神社の初午「福詣」です。昨年は12日【前ブログ】だったのに、今年は6日!明日です。京都の春は忙しい・・・。