先日(11月20日)、南禅寺塔頭の天授庵の夜間拝観へ出かけました。「天授庵:てんじゅあん」は、暦応2年(1339)に光厳天皇の勅許により開山し、その後火災や応仁の乱の兵火に見舞われ、荒廃していたのを慶長7年(1602)に細川幽斎が再建し、今日に至っています。*前ぶろぐでご紹介した永観堂ライトアップから歩いて10分弱です。
受付の前に・・・拝観者が多い場合は、調節のため入り口で待ち時間があります。以前訪ねた時は30分ぐらい待ちましたが、この日は10分程でした。書院に入ると左の部屋と、突き当りに南庭のライトアップが見えます。
この庭は、明治時代に大きく改造されているものの、鎌倉末期から南北朝時代の特色を備えた池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)のお庭です。日中の拝観では庭内を散策できますが、書院から庭を眺めることができません。
ライトに浮かび上がった庭の木々は、見飽きることがありません・・・と、いうのがこの庭を初めて見た時の感想でしたが、最近はいくら撮っても納得のいく写真が撮れない・・・かな?。ちゃんと目で楽しむ事を忘れちゃいけないですね。(^^;)*係員による説明が3分ほどあります。
書院の後は、幾何学模様の石畳を軸とした枯山水の東庭(前庭)へ・・・。
1週間前に訪ねています【2013/11/14】が、その時に比べると、紅葉が進んでいるようです。今年はJR東海の「そうだ京都、行こう」のポスターに使われたから、いつもよりさらに人気・・・。
先にご紹介した永観堂のライトアップは、庭を散策しながら楽しみますが、ここは静かに座って楽しむライトアップです。
天授庵:南禅寺山内、拝観所要時間:20分~ 以前もご紹介しています。ライトアップ【08/11/15】紅葉【2013/11/14】【2006/11/22】
天授庵のライトアップは11月15日から30日、17:30~21:00まで行われています。大人500円、高校生400円、小中学生300円です。混雑時は、入場人数の制限があります。防寒対策を忘れずに!
南禅寺 http://nanzenji.com/index.html
南禅寺の紅葉の見どころは三門からの紅葉の眺め【前ぶろぐ】、そして本坊の紅葉【前ぶろぐ】です。ライトアップは行われていません。