まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都の紅葉(13/12/3)京都国立博物館「西・東の庭」「堪庵」

2013年12月04日 | 京都市東山区

昨日「京都国立博物館」へ出かけました。京都国立博物館は明治30年(1897)に京都東山の山麓に開館した100年余の歴史をもつ博物館です。開催中の「魅惑の清朝陶磁」展については、また別の日に報告いたしますが・・・その前に敷地内の紅葉の様子をご報告します。特別展示館を望むこの場所・・・あれ?なんか以前とちがう(・・?博物館近くの馬町の路地裏にあった源義経の家人で、義経を狙った矢を身代わりとなって討死した佐藤継信と、その弟の忠信の墓と伝えられていた「十三重石塔」があったんですけど・・・。以前の写真【こちら】*写真クリックで拡大

P1060442_2 P1060450

あれ?解体されて並べられている↓修理中?解体展示?これは、これで面白いかも・・・。右下写真:西の庭に、野外展示されている「安楽寿院の石像阿弥陀三尊像」です。安楽寿院は、伏見の鳥羽離宮の東殿だった場所にあるお寺です。平安時代後期、死後に阿弥陀の世界へ行くことをひたすら願う浄土教が流行し、このような阿弥陀三尊が多数つくられましたが、石像は珍しいのです。石仏は3体あり、ほかの2体は安楽寿院に安置されています。以前特別公開の時ご紹介しています。【前ぶろぐ

P1060443_2 P1060444_2

左下写真:京都っぽくない雰囲気ですけど・・・開館当時、レンガ造りの館のハイカラな雰囲気に合うように植えられたのかな?メタセコイヤの大木もきれいに色づいていました。右下写真:豊臣秀吉が創建した方広寺大仏殿の建築部材です。巨大な建築物を支える太い柱を、こうした鉄の輪が固定していたそうです。方広寺は博物館の近くにあります。昔、奈良より大きな大仏があったんです・・・。詳細は【前ぶろぐ】にて。

P1060445 P1060449

続いて「東の庭」です。こちらは、朝鮮半島の石造遺品をあしらった庭園です。もみじがきれいに色づいて、まだまだ見頃でした。落ちた銀杏の黄色いじゅうたんも楽しめます。

P1060381_2 Dsc_1935_2

朝鮮半島では、高貴な人びとの墳墓のまわりを石彫像で装飾することが行われてきたそうで、展示してあるのは、朝鮮時代(1392-1910)につくられたものだそうです。

P1060425_3 P1060386_2

東の庭から北へ・・・「お茶室 堪庵(たんあん)」があります。昭和33年(1958)に上田堪一郎氏(湯豆腐の順正の創立者)より寄贈された数寄屋造りの建物で、一般公開されています。

P1060423 P1060387

門をくぐると・・・お庭の紅葉がとてもきれいでした。まだまだ見頃です。中旬ぐらいまでOKかな?

P1060413 P1060416

母屋は、書院座敷を中心として正面に広縁、左脇に玄関、裏に水屋があります。桂離宮を参考に造られたとか・・・。

P1060397_2 Dsc_1915_2

昨日は、訪ねる人もなく、静かな空間・・・。独り占め~\(^O^)/

P1060412_3 P1060395

母屋の右側にある小間が、奥の土間から上がる三畳の茶室「堪庵」です。茶会等の利用に一般開放もしているそうです。

P1060393 P1060392_3

京都国立博物館 http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html

2013年12月16日(月)~2014年4月21日(月)までの間、「全館休館」です。なお、博物館敷地内(庭散策や茶室見学など)へ入る場合は、展覧会のチケットが必要です。(敷地入場のみ等の設定はありません) 以前はフリーだったんですけど残念。*専用駐車場有(展示会観覧は1時間無料) 以前、夏に紹介しています。【前ぶろぐ