昨日、三十三間堂の「春桃会」へ行ってきました。詳細は前日ぶろぐにて。その後、隣接する「法住寺(ほうじゅうじ)」の「つり雛展」を見てきました。
法住寺は、平安時代中期に藤原為光によって創設され、その後、院政期にはこの寺を中心に後白河上皇の宮廷「法住寺殿」が営まれた場所です。三十三間堂は、もともと法住寺殿のお堂のひとつとして造営されたのだそうです。
堂内いっぱいにつり雛やお雛様が飾られています。つり雛は、江戸時代後期から伝わる伊豆稲取地方の風習だそうです。長女の初節句に、無病息災、良縁を祈願して、雛壇の両脇に細工を吊し、過去においては庶民の雛壇代りでもあったそうです。最近はあちこちで見かけますね。
副住職?(息子さん?)に伺ったところ、飾られているものはお寺所有のものだそうです。お祖母様が、伊豆の稲取ご出身で、つるし雛は、ひとつひとつ手づくりされた品なのだそうです。
京都のお雛様の飾りは、右側にお内裏様・左側にお雛様と、御所風です。ちなみに、一般的には、国際礼儀にのっとり右にお雛様、左にお内裏様です。
趣味でかわいいお人形さんもたくさん作っておられます。けっこう根気がいる作業ですよね。この先も、がんばって作って、見せていただきたいです。(^^)
法住寺 京都市東山区三十三間堂廻り町655 参考サイト【こちら】 つり雛展は2月25日~3月3日まででした(拝観料300円) 以前、義士会法要の様子をご紹介しています。【前ぶろぐ】
【おまけ】今年のお雛様に頂いたお菓子です。(^^)V
おたべ本館さんの「ひなまつりケーキ」(1,575円)と、俵屋吉富さんの京菓子資料館で頂いた「ひちきり」です。(抹茶とセットで700円)ごちそう様でした。(^人^)