先日、「第42回非公開文化財特別公開」中の知恩院へ行ってきました。
特別公開の三門、経蔵、勢至堂のご報告は、前のブログにてどうぞ。
その後、通常拝観(400円)の方丈庭園などを見ました。ただし、寒くて寒くて・・・しかもこの季節は咲いている花も少なく、人も少なく・・・(^^;)
京都市の名勝に指定されている方丈庭園は、僧・玉淵坊によって作庭された池泉回遊式の庭園で、背景に迫る東山とともに情緒あふれる庭園です・・・でも、寒かった(T0T)
現在、2011年に行われる、法然上人800年大遠忌にあたっての修理があちこちで行われていて、ちょっと賑やかです。
ところで、知恩院には、忍者も足音を消せない「鴬張りの廊下」、襖絵の雀があまりによく描けていたので飛び立ってしまったという「抜け雀」など、「七不思議」が伝わっています。ほとんどは非公開で見ることができませんが、今回は三門の公開でそのひとつ「白木の棺」が見れました。
もうひとつ、御影堂正面の軒裏には、骨ばかりとなった「忘れ傘」あります。
左甚五郎(江戸時代の彫刻職人、日光東照宮の眠り猫の作者)が、魔除けに置いたといわれます。またこの辺りに住んでいた白狐が新しい棲家を作ってもらったお礼という説もあります。いずれにしても、傘は雨から守るもので水と関係があり、火災から守るものといわれています。しかし・・・不覚にも見るのを忘れてしまいました。あーぁ忘れ傘ぁ・・・m(_ _)m
代わりにその「忘れ傘」にちなんだお菓子をご紹介します。
大原女家の「忘れ傘」です。1個105円で、知恩院の休憩処でも箱入りで売られています。また、京都市内のお店でばら売りもあります。ねっとりとしたこしあんが詰まった最中で、以外にあっさりで、皮も香ばしくおいしいです。日持ちは15日です。お店のサイトを見ると、持ち手のように楊枝がさしてあって、なかなかリアルです。(^▽^)
もちろんお菓子もいただきたいです☆
あ、本物も見る方が先か(^^;)