まだ、富山に帰省中です。今日、午前中に「富山県水墨美術館」へ行ってきました。自然に囲まれた静謐(せいひつ)な環境の中で、水墨画など日本文化の美を鑑賞することのできる茶室や日本庭園を配した和風の美術館です。
芝生の広い中庭には、秋田の角館近郊の農家で植えられていた大きなしだれ桜が植えられています。一重の桜なので、早めに開花する品種かな?、
常設展示では、近代の水墨画の流れを紹介しています。横山大観、川合玉堂などの著名な作家の作品や、富山県砺波市出身の下保昭(かほあきら)の作品を展示していて、全国でもユニークな美術館として知られています。長ーい平屋の建物は、京都の三十三間堂を意識しているそうです。なーるほど!三十三間堂は、以前、頭痛に効くお寺として紹介しています。【前ブログ】
現在「子どもたちの水墨画」が特別展示されています。毎年夏に行われる「水墨画ワークショップ」で幼児から中学生までの子供たちが参加して、初めて水墨画に挑戦したそうです。その時の子供たちの絵と、講師の岩崎巴人(いわさきはじん)先生の絵が展示されています。子供用の案内マップも頂きました。(写真右下)
絵を描くのが大好きなまじくん・・・先日の生産技術のお絵描きロボットにも、密かに対抗心を燃やしていたんで、子供たちの水墨画にも触発されないかと(^m^)期待していきましたが・・・「おかーさん、これなら、まじくんの方が上手やな・・・」と、私の耳元でこそっと囁くものもあれば、面白いテーマに大喜びしたり、感心したりするものもたくさんありました。見学の途中に、庭の絵を描きました。大きなもみじの後ろには、上野の寛栄寺にあった灯篭が寄贈されています。
見学後「墨光庵(ぼっこうあん)」で、お抹茶をいただきました。(1席500円)ほんのり味噌の味がするお菓子は、売店でお土産として売られています。
お茶室から庭へ出ることができます。紅葉の盛りは過ぎていたのが残念でしたが、今度は、しだれ桜の咲く頃に、再び訪ねたいと思います。展示室以外のお庭などは、入場無料だそうです。
お土産に、デッサン用の太い鉛筆(210円:4B・2B) と、多色芯の色鉛筆(3本:220円)を買ってきました。
子どもたちの水墨画展は、1月18日まで行われています。素直な絵は、とっても暖かい感じがします。ぜひお子さん連れでお出かけください!初めての美術館見学にもいいですね。
企画展観覧料(常設展含) 一般:300円 大学生:200円