トコ企画主催の最後のメンテ“力”upセミナーが
11/11(金).12(土)
東京の高輪サロンで開催。
12人と11人が受講
講師は私
事務局・アシスタント助産師が2人
私が講師をしているこのセミナーを
やめようと思った主な理由は
①パワポでの理論編はオンラインでできる。
②実技の講師は小林助産師などが私よりも適切。
③内容が今の受講生のインプット力に対し
濃密すぎて、教える私の負担が大きく
体力的にしんどくて限界。
など…。
なので、私は「最後のセミナー…」との
感涙にむせぶことなどなく
むしろ、「やっと重荷を下ろせる」との
安堵感の方が大きかった。
上記の①はオンラインの方が
受講生にとっても私にとっても便利。
②が最も問題
受講者の骨格が悪く、かつ
インナーマッスルが弱いのか
私のような安定した姿勢で
診察やケアができない。
(この写真は2019-4-19 安定した診察姿勢をとるには?)
私と同じ手の動きができないため
下の写真のような私と同じ姿勢と
手指の使い方で、診察ができない。
(この写真は2016-3-15触診姿勢と手の平の向き )
私は、骨盤の上前腸骨棘を
内側から触診するときは
左右の爪を向かい合わせてする。
外側から触診するときは
指紋を向かい合わせてする。
だが、受講者のほとんどは
内外どちら側から触診するときも
爪は上を向いている。
私は、上前腸骨棘を下側から触診するときは
このように ↓ 親指の腹でする。
ところが、受講者の多くは
親指と人差し指が90度まで開かず
こんな手になるので、上手く触診できない。
このような手指の使い方の違いの
最大の理由は、肘が捻じれているため
手首~腕全体が滑らかに動かない。
この写真の上段の腕は私。
手の平も肘も前を向いているので
一番上の写真のように、O字の腕で触診できる。
下段の腕は近年激増中の腕で
手の平を前に向けると
肘は天井方向に向く"捻じれ肘"
多くの受講者は下段の写真の腕ほどは、
強く捻じれていないが
私のように完全に肘が前に向く人は
100人に1人いるかいないか…?
なので、トコちゃんベルトも
私とは同じように着けるのは難しい。
"捻じれ肘" の改善に最も効果的なのはバトン。
2日目の昼休み、受講者の1人が
「バトンを回してみていいですか?」と
言うので、みんなで回してみることに。
カイロプラクティックセミナーまで修了し ↑
今回、復習受講のMさんは、きれいに速く回せる。
が、他は全員回せず
回し方を教えたところ、3人はかなり上手くなった。
ところが、正しく回せていないのに
正しく回せていると思っている人も数名。
何度説明しても
「違いがわからない」と言う人も😲
なので、当然のことながら
診察も正しくできていなくても
自分では
「正しくできている」
と、思っている人も…。
骨盤ケア歴10年以上の助産師の中にも
"捻じれ肘"が
なかなか改善しない人と
改善してきている人がいる。
なので、講師として最も適任なのは
"捻じれ肘"が改善してきた人。
その人なら
上手にできない人の理由もわかり
気持ちもわかり
どうしたらいいかの工夫も
アドバイスできる。
もちろん、上手なお手本を
見せることもできる。
なので、私には
"捻じれ肘"の人の実習指導はできない。
たのため、セミナーの講師をするのが
だんだん疎ましくなってきた。
③10年前に同じセミナーで
実習していた内容と比べると
今の方を7割くらいに減らした。
それでも、今の受講生の
インプット力が追い付かず
なかなか実習が終わらない。
なので、私はしんどくて、もう限界。
2日間のセミナー中
しょっちゅう頭の中を
「来年からどんなセミナーをしようか…?」
との雑念が飛び交い、
目の前の受講生の
実習指導に集中できなかった。
その分、2人がしっかりと
働いてくれたので助かった。
といった状況の中
最後のメンテ“力”upセミナーが終わった。
トコ企画セミナーご受講くださった
1万人近くの(?)皆様
ありがとうございました。
ぜひ、来年からの、(有)青葉の講座や
トコ・カイロプラクティック学院セミナーを
ご受講ください。
さぁ、来年からのセミナー準備に
取り掛かろう!
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