2024-06-25 の-1- 油滴天目茶碗以外にも
大阪市立東洋陶磁美術館には
私の心をときめかせ
麻薬のように魅了してしまう陶磁器がズラリ。 ↑
中でも青磁。2018-10-16 の
高麗青磁 -ヒスイのきらめき-
は、素晴らしかったが
2015-04-24 平戸で見た青磁も素晴らしかった。
青磁は光の当たり具合で見え方が大きく変わる。
最も美しく見える条件とは ↓
この条件を叶えたコーナーが、ここにあり
自然採光で見られるのがこの3点
この3点を展示している天井だけは、このようになっている。
↓
ということは他の青磁は、ここで見ると
違う色合いに見えるってことになる。
違いを見てみたいな~。
なんだか必死で深刻な陶磁鑑賞になりそうになるが
笑えるコーナーも。
これは当館のマスコットとなった虎のMOCOちゃん。
まるでウナギイヌ (赤塚不二夫の漫画『天才バカボン』
に登場するキャラクター) のように細長い虎。
この 青花 虎鵲文 壺 に ↓ カササギと共に描かれている。
これは、色絵相撲人形 日本で作られたもの。
元服前の若い力士が、大人を相手に
笑いながら余裕しゃくしゃく。
見ていると笑えて来る。
鮮やかで、絵が盛り上がった手法の
法花 花鳥文 壺 ↓
このような壺はたくさん展示されているが
蓋つきのはこれだけ。 ↓
我が家で使っている小鉢と
あまり変わらないような器だが
とてもスマート。 ↓
トロロアオイとはオクラのこと。 ↑
まさしく、オクラの花。
とても軽くて、持ちやすくて
どんなお惣菜を盛り付けても美味しく見えそう。
これは建物。埴輪の建物は何度も見たが
陶磁の建物は見たことがない気が…。↓
これは、盆栽を乗せる台。
こんな台に乗った盆栽は見たことがない。↓
これは朝鮮の文具。↓ 筆洗い・水滴(水を注入する器)・筆立て
どれも手が込んでいて、芸術性を追求して作られている感じ。
日本や西洋の絵画、浮世絵、モザイク画、仏像、彫刻
正倉院展で見られるような様々な宝物…
ブログを始めてからも、その前も
けっこうたくさん鑑賞してきたが…
それらのどれよりも美しいと感じ
今、最も見たくてたまらないのが陶磁器。
豊臣秀吉も、西洋の人達も
何としても手に入れたかったのが
中国・朝鮮の陶磁器だったと聞いても…
以前は「何で?」としか思わなかった私だが
だんだんとその気持ちがわかるようになってきた。
欲しいとは思うが、そんな品を残しては死ねない。
たまに美術館に鑑賞に行くくらいにしておこう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます