とある高校の時のお話し…
いつもおいらは夜中まで『カザビアンカ』と言う喫茶店に出入りしていました。
当時は携帯もない時代
そんな時代は…
いつも仲間がいて
または『カザビアンカ』に連絡すると仲間のいどこがわかったりと…
喫茶店は当時では連絡中継点としての機能も果たしていたたまり場だったと思います。
いろんな喫茶店がある中
そこそこでの仲間意識が芽生えるのもまた喫茶店のよさでもあり…
そんな仲間と夜一緒に帰った時のお話です。
とっても寒い日でした。
おいらたちまだ高校生なのでチャリンコでの帰り道。
一緒に帰った喫茶店仲間は…
ここでは《さく》と言いましょう
そうです
以前もチャリンコ泥棒編で登場していたあの《さく》君です
二人でのチャリンコでの帰り道。
日中はそんなに寒くなかったのだけど
夜の気温はマイナスになってたかと思われる。
とにかくチャリンコでの帰り道は寒かった。
二人して下を見ながら必死にチャリをこいで家路を急いだ。
(さくのうちはkayoの倍以上あった)
手がかじかんで…
ハンドルを握る手がきつい冬の始まりの時期。
そんな帰り道…
耐えられなくておらが言った
『さくー、温かい缶コーヒーでも買わねがー』
さく
『んだなー。賛成ー』
そしておれ
『もう少し行ったら自販あるべがら買おー』
などと言いながら自販に着いた。
まずはおいらが100円入れた
(この頃は自販の飲み物は100円でした
)
そして《HOT》のコーヒーボタンを押した!
後ろでは、さくは寒さで震えながら待っている。
ガタンガタン!
HOTのコーヒーが落ちてくる
はずだった…
落ちてきたコーヒーを手にとると
ん
しゃっこい
しったげしゃっこい
(すごい冷たい)
うしろではさくがまだかまだかとおいらを待っている・・・
そんなさくを見てると
無性に腹がたった
《HOT》をちゃんと押したのに
冷たいコーヒーが出てきた怒りの矛先はすぐに《さく》にむかった
このショックをなんも知らないで待っている《さく》に
なぜだか無性に怒りがムラムラとむかった
そして
次においらのとった行動は…
『おー熱っちい熱っちぃ』
さらに
『手があったまるなー』と付けくわえたのでした…
さく…
『はやくーおれも手がしゃっけえから同じの買う』
と言いながら俺と同じボタンを押した
ガタンガタン!
出てきたのは…
さく
『あれ?』
『しゃっけえんだけどー』と…
おらは吹きました
そして
『わり―わりー。俺だけこんな目に合えば悔しいがらよ
ちょっと演技した』
と言ったら《さく》
『なにや!ひでーなー。やられだー』
とか言ってました。
そんな訳でおらとさくはしゃっこい缶コーヒー抱えて
また寒い中チャリンコこいで家路に向かったのです…
おらのうちはそれからすぐそばでしたが
《さく》はさらに倍以上を根性で帰ったのでしょう
これも全て
自販が悪いんだー!!!
と言うことにしておきましょう
昭和のアナログ時代の機械ではよくある?
ひとこまだったのでした
いつもおいらは夜中まで『カザビアンカ』と言う喫茶店に出入りしていました。
当時は携帯もない時代
そんな時代は…
いつも仲間がいて
または『カザビアンカ』に連絡すると仲間のいどこがわかったりと…
喫茶店は当時では連絡中継点としての機能も果たしていたたまり場だったと思います。
いろんな喫茶店がある中
そこそこでの仲間意識が芽生えるのもまた喫茶店のよさでもあり…
そんな仲間と夜一緒に帰った時のお話です。
とっても寒い日でした。
おいらたちまだ高校生なのでチャリンコでの帰り道。
一緒に帰った喫茶店仲間は…
ここでは《さく》と言いましょう
そうです

以前もチャリンコ泥棒編で登場していたあの《さく》君です

二人でのチャリンコでの帰り道。
日中はそんなに寒くなかったのだけど
夜の気温はマイナスになってたかと思われる。
とにかくチャリンコでの帰り道は寒かった。
二人して下を見ながら必死にチャリをこいで家路を急いだ。
(さくのうちはkayoの倍以上あった)
手がかじかんで…
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ハンドルを握る手がきつい冬の始まりの時期。
そんな帰り道…
耐えられなくておらが言った
『さくー、温かい缶コーヒーでも買わねがー』
さく
『んだなー。賛成ー』
そしておれ
『もう少し行ったら自販あるべがら買おー』
などと言いながら自販に着いた。
まずはおいらが100円入れた
(この頃は自販の飲み物は100円でした
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そして《HOT》のコーヒーボタンを押した!
後ろでは、さくは寒さで震えながら待っている。
ガタンガタン!
HOTのコーヒーが落ちてくる
はずだった…
落ちてきたコーヒーを手にとると
ん
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しゃっこい
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しったげしゃっこい
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うしろではさくがまだかまだかとおいらを待っている・・・
そんなさくを見てると
無性に腹がたった
《HOT》をちゃんと押したのに
冷たいコーヒーが出てきた怒りの矛先はすぐに《さく》にむかった
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このショックをなんも知らないで待っている《さく》に
なぜだか無性に怒りがムラムラとむかった
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そして
次においらのとった行動は…
『おー熱っちい熱っちぃ』
さらに
『手があったまるなー』と付けくわえたのでした…
さく…
『はやくーおれも手がしゃっけえから同じの買う』
と言いながら俺と同じボタンを押した
ガタンガタン!
出てきたのは…
さく
『あれ?』
『しゃっけえんだけどー』と…
おらは吹きました
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そして
『わり―わりー。俺だけこんな目に合えば悔しいがらよ
ちょっと演技した』
と言ったら《さく》
『なにや!ひでーなー。やられだー』
とか言ってました。
そんな訳でおらとさくはしゃっこい缶コーヒー抱えて
また寒い中チャリンコこいで家路に向かったのです…
おらのうちはそれからすぐそばでしたが
《さく》はさらに倍以上を根性で帰ったのでしょう
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これも全て
自販が悪いんだー!!!
と言うことにしておきましょう
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昭和のアナログ時代の機械ではよくある?
ひとこまだったのでした
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