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Natalie Cole at Muza Kawasaki Symphony Hall, Nov. 22

2014-11-27 19:13:13 | ライブレポ
ナタリー・コールのライブに初めて行ってきました。

ここのところ、毎年のように来日していて、ことしは、なんと2度目。

ただ近年は、ブルー・ノートやビルボードライブでのステージばかりで、
ちょっと、お値段がはるのと(^_^;)、スタンダ―ドナンバー中心で、
自らのヒット曲は、ほとんどやらないと聞いていたので、二の足を踏んでいたのですが、
今回、ひさびさにコンサートホールでのステージがあると聞いたので、初めて行ってみました。

なおこれは、2011年から始まったという、
「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン・イン・かわさき」
というイベントの一環による、ステージでありました。

この日は、オープニングアクトがありまして、
石川周之介さんという方が率いる、
日本人男子4人によるサックス隊、Shumusicのライブ。
なかなか、ユニークな演奏でありました。

そのあと、休憩をはさんで、ナタリーのライブだったのですが、
1曲目はまず、バックボーカルの女性による歌がありまして、
2曲目は、バンドによる、インストナンバーの演奏。
ナタリーが登場したのは、3曲目、曲は"Fever"でありました。

髪はロングヘアースタイルで、衣装は、ややタイトな感じのロングドレス。
ライトの影響で、正確な色はわかりづらかったのですが、
淡いピンクなのではなかったかと思いました。(ベージュ??)

最近のライブでは、常にそうみたいなのですが、
ずっと、背の高いスツールに腰掛けたままで、
曲と曲のあいだで、若干、しんどそうな表情をするのが気になりましたが、
肥えてしまう女性シンガーが多い中、スタイルは変わらないし、
歌声も、ほとんど衰えは気にならない感じでした。

曲は、そのあともやはり、おなじみのスタンダードナンバーが続き、
おとうさんとの「デュエット」は、この日は3曲。
最新アルバムにも収録されていた、"Acercate Mas"に、
"When I Fall In Love"(映像なし)、そして"Unforgettable。

そのあとも、"Smile"や"LOVE"などが続き、
きょうも、やはり、かつてのヒット曲は聴けないのかなぁと思っていたところに、
「東京音楽祭」でグランプリをもらった時の歌と紹介したあとに歌ってくれました、"Mr. Melody"。
また、「カントリーソングを歌います。」と言ったあとに歌ってくれたのは、
ちょっと意外な選曲で、Little Big Townの2012年のカントリーヒット"Tornado"という曲。

日本では、ほとんど馴染みのない曲ではありますが、
それまでのしっとりした感じとガラっと変わって、
ちょっとロックっぽい歌い方になったナタリーは、
すごく楽しそうにノッてきたのがわかったので、得した気分になりました。
ここらへんは、ブルー・ノートではやらない曲なのではないでしょうか。

そのあと、"This Will Be"も歌ってくれましたし、
アンコールは、自らのアルバムにも収録している、
Des'reeの"You Gotta Be"のカバーで終了しました。

せいぜい、ヒット曲は、やっても1曲くらいかと思っていましたので、
前半の内容も含めて、終盤の内容には大満足でした。
時間は、1時間40分くらいでしたでしょうか。

ただ、80年代のヒット曲は、やっぱり、やらなかったねぇ。
せめて、"Miss You Like Crazy"あたり入れてくれていたら、
文句なしの選曲だったのですが、
ヒットは出たけれど、つらい時期を過ごした80年代は、
あまり、振り返りたくないのかな。



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