私が嫁いだ北区王子には、古くから大晦日に各地から集まった狐が大きな木の下で装束を整えて王子稲荷神社に詣でたという伝承があります。
その木の下に狐が集まる様子を描いた歌川広重の浮世絵、その木の脇に祀られた社が『装束稲荷』です。
平成5年大晦日からその伝承を元にここをお護りする者同士が集ったとき、広重の浮世絵 にならって揃って 王子稲荷神社に初詣をしたそうです。ささやかな行列でしたが、 それが『狐の行列』のはじまりだったそう。以来、王子の街では、古い文化を新しい街づくりに生かそうと、ずっとこの風習を大切に大切に守り育てているそうです。
『狐の行列』は夜に行われますが、昼間は王子の子どもたちがこぎつねさんになり、商店街のお店でお菓子がもらえます。
兄【ちびモアイ】はご機嫌ナナメだったので弟【べびモアイ】にこぎつねさんに変身してもらいました。
今年もお世話になりました。
素敵な年末年始をおすごしください。