40年サイクルを考える
2022年初日の出 (石狩川にかかる深川橋から)
2022年の新年になった。昨年から続くコロナ禍新しいオミクロン株という厄介なウイルスで予断を許さない状況となっています。
お正月、日本の歴史を考えてみると、約40年ごとに大きな転換点がありました。まず、1868年の明治維新は、我が国における大革命でした。
その後、富国強兵政策で欧米列強を追い続け1904~5年の日露戦争まで懸命に坂を上り続けていました。維新後からわずか40年弱の道のりです。
しかし、その後の軍国主義で一気にその坂道を転げ落ち、1945年の敗戦まで国民は大変な苦しみを味わうことになりました。この間も約40年です。
そして戦後は人々の努力で日本は復興し、豊かな国になっていきます。それは1985年~90年頃のバブル経済の崩壊まで続きます。やはり40年間のできごとです。
このように約40年のサイクルで浮き沈みを繰り返してきました。バブル後は長く冬の時代が続き、日本の産業の主力だった半導体も家電なども製造の中心は今や周辺諸国に移っています。
さて、これからと・・・、考えたとき、ちょうど1985年頃から約40年が経過しつっあることに気づきました。じつは今のコロナ禍は歴史の大転換点なのかもしれません。
私は、これからの時代は、政治・経済・教育・文化を過去の歴史を顧みて、「人間としてどう生きるべきか」ということが大切になると考えられます。新たな時代に向けて2022年が良い年であることを願いながら84歳の爺がひと言・・・。