梅さんのかわら版.umelog

笛吹川フルーツ公園の紅葉

プレバト俳句~今を詠むか、昔を詠むか

2021-10-29 15:15:46 | プレバト俳句
題:待ち合わせ

1位才能アリ 小倉優子 紅白帽脱いで焼きたて林檎パイ
2位才能アリ 神谷明采 来ぬ君を金木犀の香に赦す
3位凡人   薬丸裕英 待ち合わせカフェが満席初冬かな
 添削 待ち合わせのカフェは満席冬はじめ
4位凡人  宮田俊哉(Kis-My-Ft2) ハチ公を挟み会えずの冬隣
 添削 ハチ公を挟み冬隣の苦笑

◆千原ジュニア 現状維持
    夕月夜名の無き猫と君を待つ
 添削 名前なき猫と君待つ夕月夜



◆藤本敏史(FUJIWARA)  1つ前進
    背にホルンケース秋寂ぶのハチ公前
◆梅沢富美男  永世名人掲載ボツ
    伝言板くせ字も愛し秋うらら
 添削 秋麗やくせ字愛しき伝言板

この二人、同じ待ち合わせでも違う時代を詠んでいる
今回は、この時代について考えてみよう

藤本名人は、今時の風景~実際にハチ公前に行ってきたという
ハチ公前には様々な人間模様が繰り広げられる
その中から、切り取った一コマ
コロナ禍において、コンサートなどが自粛され、
ちょっと寂し気なホルンケースを背負った人と、
秋寂ぶの季語が見事にマッチしている
誰と待ち合わせ、これからどんな物語が繰り広げられるのだろうか…

梅沢永世名人は、伝言板のあった昭和の時代だろうか
まだ若かりし頃の恋の詩かな?
この時代を生きてきた人には共感が持てる句だ
発想はいいと思う
ノスタルジアを感じさせる句だ
並び方と季語の問題…がんばれ梅沢!!





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