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笛吹川フルーツ公園の紅葉

"プレバト~俳句盗作疑惑への見解”

2018-07-07 14:16:33 | プレバト俳句
5日に、「プレバト」に出した俳句が、「盗作疑惑でないかと指摘された」と
東国原英夫本人がツイッターで告白した。その俳句はumeさんも見ていて、
いつもながら時事ネタは上手いなと感心した句である。その句とは…
「梅雨寒や 指名手配の 顔に×」 宮崎日日新聞に掲載された句 2017/6
「梅雨明けや 指名手配の 顔に×」 東国原英夫 作 2018/6
季語の違いだけである。本人は盗作を否定し、その上で「類似句になって
しまったのは私の至らなさ・責任だと思う。大変申し訳ありません」
と先行句の作者に全面謝罪している。

ネットでは、批判的な意見が多くみられるが、俳句の世界ではこれは
珍しいことではない。17音という短い言葉の中に季語を入れていくと
いう作業は、多くの類想類句を生む。
俳句大会を主催すると、先ずすることは、何百、何千という投稿句の
中から今まで入賞した作品を抜き出すことだという。故意か、偶然か、
とても多いという。たまたまそこを通ってしまって入賞などしてしまったら、
先に作った人からクレームがくる。そうすると取り下げるということに
なるので、とても厄介だ。
ただ、いっぱい俳句をみていると、何年か前にどこかで見た作品が頭に
残っていて、自分が初めて作った句だと勘違いしてしまうこともある。
それは、とても偉い先生がその間違いを犯したことを認めている。
又、偶然に同じ発想が浮ぶこともある。
だから、今回の東国原英夫を犯罪者のように扱うことは間違いだ。
先行句があれば、取り下げればいいことである。本人もそのように
言っている。俳句のことを知らない人が、正義を翳していろいろ
言うことに振り回されてはいけない。
当然故意に盗作することは俳句愛好家としては失格だが…
おそらく選者の夏井いつき先生の裁定がそのうち下されるだろう。
俳句の歴史は長い。これも又、俳句である。

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