Rikoの再建日記~気ままな恋文

病期3の乳がんから自家組織再建、リンパ浮腫治療、抗がん剤後の薄毛治療など、心身共に毎日が昨日からの再建って感じの日々♪

乳房再建とオーダーメイド下着

2011年02月15日 21時46分19秒 | 乳房再建
さて、すっかり書きそびれていたままになっていましたが、
先日9日、私は乳房再建手術のオペ前検査に行ってきた。
ビュッと新幹線にのってね

その日はなんの因果か私の乳がん告知の日。
2年前も、同じように「病院」という場所にいたわけだが、
こんなにも景色が違って見えるのは、単に違う病院だからではないのは当然ね。

あ~~生きてるって不思議やのぅ~~ 

どん底の日は2年の時を経て希望への準備の日となったのね。

それに花を添えるように、単に検査・・・心電図、呼吸肺活量?、血液、レントゲン・・・
などなどだけではなく、

なんと!!

身体を3Dスキャナーで緻密に計測するというオプションが付いてきた

これはね、うちの病院が再建の胸の整容性や術後の身体的補助・精神的補助に、
下着の力がどれほどの影響をもたらすかという調査を下着メーカーと共同して調査・研究するためのモニターになったからなの


そりゃ~、そもそもお腹としてこれまで生きてきた「お腹さん」は、いきなり
胸に移動させられてもとまどうわなぁ。


なので、
「あなたは、これから胸になるのよ~、同じリコちゃんの身体だけど、胸なのよ~」
とおしえなければいけない。
しかも、
お隣さんと仲良く同じ形になるように。

そんな技術は医学の領域というより、やはり下着の領域と考えたのでしょうね。

お腹の組織に形状記憶の回路でもありゃ~別だろうけど・・・
あったとしても、脳に関係するのかしらん
ま、そんな事を身体の組織でオペでするよりは、下着でゆっくり教え込ませたほうが
身体にも優しいよね~

という事で、そのモニターとして1年間、まさに私だけのオーダー下着を2着用意してもらい(それ以上欲しかったら買わなきゃね
どういうふうに変化し、どう言う風に再建胸の旅立ちを支え、貢献するのかという様子を
見て行くわけです。

このデータが、また次の患者さんにとっての、再建胸のよりより術後の経過に繋がっていくと思います。

どんな素材が身体に優しいのか。
どんな程度の圧迫やゆとりがよりベストなのか。
また、体型、皮膚感、脂肪の指数、年齢などによっても変化はあるのか。
利き手がわとの因果関係等はあるのか。
胸のサイズによる何らかの比例値や指数などの違いがあるのか。
あるとしたら、どの程度のものなのか。
回復期によってこれらはどう変化するのか、またはしないのか。
こうした下着によって、患者の精神面に何らかの向上はあるのか。
あるとしたら、どういう部分でそれが大きいのか。
などなど・・・

思いつくだけでも下着の力ってあなどれないよね~~

まっ、

こういうややこしいことは、プロに任せて、私はお姫様気分
身を任せ、どんな下着ができあがるのかと、わくわくでその日を過ごしたのでした

新幹線でビュッと行っただけのお楽しみタップリの検査に日、そして「告知記念日」

だったのよ~~~


PS

下着はブラジャーだけでなく、お腹にも「もう大きくならないように」と教えるために
ガードルもセットなのよん。

今、術前に先ず測定しておいて、次は術後の入院中に測定し、退院後の約1カ月目から付け始めるとのこと。
今は、キズもマイクロポアというとてもいいテープが出ているし、前に繊維メーカから人工血管が作られているというのも聞いた。
医療道具(っていうのかな?)の業界はますます進化しているなぁ~
本当に、医学は医師だけのものではなく、機材・素材、そして患者とのコラボの時代だな~


がんばれワ0ール と心から思うわん


尚、

現段階は、こうした調査・研究を参考に乳房再建の様々な問題点から先ず明らかにし、その調査としての妥当性から見ていこうという過程のところみたいです。
これにより、さらにその信頼性というのが確立されていくことになればと思います。
妥当性と信頼性が明確になれば、さらに力の入るところとなるでしょうね 

ますます、辛口モニターにならなきゃ!!