ふーー。
NFLチャンピオンシップがあったり、
OBAMAの大統領就任イベントがあったり、とドタバタしてる間に・・・
カンクンの記憶も既に風化・・・・させちゃ、いかんいかん(汗)!!
とっても良い旅だったのだから、その他いろいろ感動した日記をば。
初日の カンクーンのまったりビーチで何もせず・・・も良いけど、
やっぱり、せっかくメキシコに来たからには、ココならではの自然や遺跡探検もしたいもの。
カンクーンといえば ユカタン半島。
恐竜が絶滅するに至った小惑星が落ちたクレーターが存在する場所でもある。
(チクシュルーブ・クレーター)
そしてユカタン半島といえば。
マヤ文明!!
ペルーに行った時の、マチュピチュを始めとするインカ文明も素晴しかったけど、
それよりもずーっと以前、西暦300年ごろから興ったマヤ文明も見たい!
最初に向かったのは セノーテ と呼ばれる場所、意味は 聖なる泉 。
TVやガイドブックなんかで、よく観光客が泳いでるシーンを見たことはあった、この大きな穴の泉は
とーーっても水が澄んでる。 何て深い青い色をしているんだろう。
ちなみに、この地域では、こんな大きな穴の泉がよく見られる。
水面下で、洞窟として繋がっている場所は、ダイビングのメッカだったりするのだ。
(日本のTV番組で見た記憶あり)
これが、マヤ文明においては重要な 水資源 だったんだとか。
よくあるのは 「文明のあるところに大河アリ」 なのだけど、この辺りは大河なんて無い。
その代わり、
この辺りの土質である、柔らかい石灰岩がボコっと地盤沈下してできた穴に溜まった地下水が、
「文明発展のために必須な大河の代わり」 になったそう。
ここをプラプラ散策しながら、お昼は、メキシコのビール MODELO 。
出された缶を見たら、なぜか NFLスーパーボウル デザインの缶で、思わず笑ってしまった(笑)。
サッカーがメジャーな中南米なのに、なぜー?!
(ちなみに、今年のスーパーボウルは アリゾナ VS ピッツバーグ です!)
さてさて、飲むのはたいがいにして。
いよいよ。
この後は。
一番の見所である遺跡 CHICHEN ITZA チチェン・イッツァ へ!
ババーン!! と巨大なピラミッドだぁ~~!
これは、エル・カスティーヨ と呼ばれていて、王のお墓などではない。
(名称は、後世に侵略してきたスペイン人がつけたもので「要塞」って意味。そう見えたのかな。)
おもしろいなぁ!って思ったのが、
今現代のコンピュータに匹敵するくらい精密な 天文学 を持っていて、
それを、階段の365段や、中央の段数や、側面のデザイン、などなど概観に表していること。
(もっと詳しく知りたい方は、こんなサイトへどうぞ)
なのに、
今現代からしたら有り得ない 生贄の人間の心臓を置くチャクモール が祭られていること。
(チャクモールの形は、こんな感じです。おなかの台に心臓を置いたそうで)
マヤ文明の特徴って、そういうものらしい。
もう今から1000年以上も前に栄えた文明のころなのに、たとえば。
現代社会は一年365日としているとはいえ、4年に一回はうるう年として日数を調整している。
正確にはコンピューターが勝手に算出してくれるから、人間がいちいち秒数を数える必要はない。
でも、
マヤ文明では修正は、何十年かに一回修正を行えば良いだけの、
独自の暦・カレンダー を持っていたんだそう。
他にも、何やら難しい 5進法を内包した20進法?!
私のチンプな頭ではぜんっぜんついていけない、とにかく難しい計算方法を持っていた。
そんな彼らが、1000年以上も前に、
なんと 世界の終わり を算出してしまったそーです。
2012年 だそーです。
なんだか、そんな精密な計算の話を聞いてると、ノストラダムスの大予言より当たる気がしてくる。
やっぱ、今のうちに、楽しんでおかないと!!
(って、それもイイワケ。)
さて。
そんな優れた天文学によって、マヤ人たちは農耕して生きていくためにも大事な、
昼と夜の時間が同じになる日 がいつかを既に知っていた。
(現代人は、もうカレンダーで周知のとおりだけど)
なおかつ、信仰にも熱心であった彼らが、その日 春分と秋分の日 に
このピラミッドに仕掛けた面白い現象もすごい!
年に2回の春分と秋分の日には、中央の階段の側面(写真で見える、左端の斜面)の上から下まで、
ピラミッド角のギザギザ模様の影が落ちる。
そして、光が当たって輝くギザギザ部分は、階段の一番下にある大きな蛇の頭の飾りにつながり、
まるで 大蛇が降臨したかのよう に見えるのだ。(わかりやすい写真のサイト見つけた!)
蛇 とは、マヤの人たちにとっての最高神で ククルカン と呼ばれる。
(正確には「羽毛をもつ蛇」って意味なんだけど)
どうやって設計したんだろう。。。
本当にすごいよっ。
ちなみに。
ピラミッドの裏を見てみたら・・・「ありゃりゃ・・・・」
なんと、ぼろぼろ。!
実は、このボロボロな状態が発見された当初の状態。
そこから、何とかピラミッドの2面だけは修復されたんだそうで。
=== さてさて、遺跡ポイントを変えて =========================
ペルーでインカ文明を見てきた時とついつい比べてしまうのだけど、
違うのは 生け贄 の考え方。
インカ文明では、動物のリャマが生け贄として差し出されていたけど、
マヤ文明では、やっぱ人間。 さっきも述べたように、心臓を置く チャクモール しかり。
じゃぁ、誰が生贄に選ばれたのか?
侵略してきたスペイン人が相変わらずマヤの文献も全て燃やしてしまったらしく、
正確な事は、はっきり分かっていないのだけど、
その生け贄を決めたのであろう、と言われているのが 球技 。
「はぁ?!球技?!」
って感じだけど、こんな頃から ボールを使う事 に意味を持ってたんだなぁ、と感慨深い。
しかもマヤ文明の遺跡には、たくさんの球技場が残ってるんだとか。
チチェン・イッツァ遺跡の球技場の壁に描かれている、球技の選手たちの絵を見ると、なかなか面白い。
まず、中央にある、丸い形が見えますか??
右は同じ写真を赤丸で囲ってみたのだけど、コレが球技の ボール を表すんだとか。
その中に 右を向いた横顔のドクロ があり、
ドクロの口からもわわ~んと空気みたいなのが出てる。
この、もわわ~んという模様は、何か良いことを話しかけているんだそう。
例えば 「素晴らしい」 とか 「君は神だ」 とか 「君に捧げる」 みたいな。
では、誰に話しかけているのかというと、ボールのすぐ右に居る 首の無い選手 。
また左右同じ写真だけど、右は分かりやすく赤で囲ってみました。
ドクロに向かって方膝をついている選手は、首から上がなく、血しぶきが飛んでるのが分かるかなぁ?
そして、ドクロの後ろ(ボールの左側)には、この人の首を持った、もう一人の選手が。
赤で囲ったのが、その甲冑?をつけた選手の首(右を向いてます)、分かりますかね・・・
首の下には、これまた血しぶきが。
(一部の考古学者曰く、これは「トウモロコシの髭」=「豊作という意味」=「神さま」を表すんだそう。
ほんとかね?)
当初は、この競技で負けた人が、生け贄になったと考えられていたのだけど、
最近の説は、どうやらその逆、
すなわち 勝者が自ら身を神に捧げる生け贄になった んだそう。
絵から読み取るに、
ドクロが話しかけている方が、素晴しい人、すなわち勝者と考えられる。
死を表すドクロに、その選手は方膝をついて、自ら身を差し出しているように見える。
首から上の血しぶきの先は、蛇=神様を描いている。
からなんだとか。
今からしたら考えられないけど、
生け贄になる事は、自分が神と一体になること、名誉なこと、って考えていたのかな。
すごい天文学の知識と、神には人間の生贄が必要と考える熱心な信仰が共存する。
====さて。長くなってしまうので、ここいらで、この日一番衝撃を受けたものを!!=======
ガイドさん曰く、ラッキーなことに、曇っている上に涼しい気温なので、
いつもなら暑くて遠くへ行くのは「自由行動」にしてしまうらしい、奥の方もガイドしてくれる事に。
(冗談ぬきで熱中症で倒れる人が多いらしく、この日も救急車が駐在してた)
巨大ピラミッドから歩くこと10分ほどに、また遺跡が終結している場所があるのだけど、
ここは巨大ピラミッドが作られる260年ほど前の時代の遺跡なんだそう。
最高神は蛇の「ククルカン」なのだけど、この遺跡でアチコチに見られる神様は、ちょっと違う。
目と耳と口と、中央に天狗のような大きな垂れ下がった鼻を持った顔がわかるでしょうか。
これが チャック と呼ばれている 雨や豊作の神様 。
で。
耳に注目です。
とはいっても、この↑写真では耳は普通の穴しかないのだけど、
スペイン人が 「我々の宗教上、よろしくない」 と、後々 “とあるもの” を取ってしまったとか。
「でも、奥の遺跡には、まだ付いてますよ♪」 と“女性”のガイドさんに案内されると。
この建物の角にあるチャックに、はっけーん!
チャックの右顔に回って、よく見てみると。
耳に何か、垂れ下がったのが付いてるの、わかります??(ちなみに左耳は、やっぱり取られてる)
もっと拡大して、矢印までつけてみた。
って。
おいおい、そんなに強調するなよ、って感じの・・・これは・・・。
男の根っこ だそうで!!!
なんちゅーデザインなんだー(笑)!!
日本にも稲取温泉には どんつく神社 とかがあったりするし(行ったこと有り)
たぶん、世界的にも神様として男のシンボルを奉ることは多いのかもしれないけど・・・
雨に、豊作に、そして自然現象をあらわす、すなわち子孫繁栄をも祈る神様かもしれないけど・・・
耳にくっつけるって、どーなの?!
単体ならまだしも、なんだか胴体のあるべき所にちゃんとつけてあげたい感じ。
すばらしい天文学を持ちつつ、1日一回昇る太陽に生贄を捧げる熱心な信仰、
そんなマヤの人たちの美的センスも、また現代人である自分にとっては摩訶不思議なのだ。
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http://www.youtube.com/watch?v=zlZh2nwdRBY
スペイン人による侵略と虐殺、そして滅びの歴史を持ってるのに、
本当にタフだと思いますよ~。
日本だと、ケツァルコアトルの方が伝わりやすいんでしょうかね~。
ペルーのインカでも「ケツァコアトル」でした。後世だからなかぁ。
最古にして最大の蛇神が、そこに集積しているのは知りませんでした!
っていうか、私が日本のことをまだまだ知らなさすぎです(汗)。
もっと日本のことを知りたくなりましたよ~~。
滅びと隣り合わせながら、あの陽気さが堪らなく好きです。
>ククルカン
こちらだと、アステカ文明でのケツァルコアトルの呼び名が有名ですね~。
>ちなみに、この地域では、こんな大きな穴の泉がよく見られる。
>水面下で、洞窟として繋がっている場所は、ダイビングのメッカだったりするのだ。
>(日本のTV番組で見た記憶あり)
最近だと、世界の果てまでいってQ、または世界遺産で放映してました。
マジいつかは行きたい(T_T)
>なんちゅーデザイン
ファロスシンボルの奇抜な露出においては、日本は世界にひけを取りませんよ。
我が国最古にして最大の蛇神による繁殖信仰は、隅に追いやられながら現在は7号酵母発祥の地に集積してます。
まさしく、酒も愛(エロス)
初めて見たスペイン人は、そう思ったみたいです?!
まぁ・・・私もそう見えます(笑)。
もし2012に世界が終わりだとしたら・・・
でもいつも通りに生きるかなぁ。
失われた文明にも、その考え方にもとっても興味のある私です。
体の一部を誇張して神とするものは世界中にあるけど、耳から・・はねぇ。
本当にそれなの? 笑
見ようによってはいろいろ言えそうだけど!
ホント、世界共通ですよね。
とはいえ大昔は、子孫を残す事に必死だったでしょうから・・・
でも、耳ってデザインが、現代っ子の私にはオモシロすぎです(笑)。
日本にも道祖神がありますから、世界共通なんですね。
それにしてもなんで耳に?どこかにそんなピアスしている人がいたら面白い(笑)
女性の方はなかったなぁ。たぶん。。。
そいえば、日本は女性の神様がおおいかも。
このくらいの時代だと、海外は動物とかの神様が多いよね。
いつか、ユタに行ったついでに、カンクンにも・・・ってどお(笑)??
女性の方はないの?
私の感覚だと日本とか神様は女だし・・・
みたいな・・・
古事記の読みすぎか??
いいな~私も行きたいな~
それも想像したら笑っちゃいました(笑)。
なんだかオメデタイ感じ!?
2012年まで1日1升飲めば、
365×3=1095升?!
イヤ・・・マヤ文明の暦で考えたら、
そんな単純なものじゃないのかもしれませんっ!
頭のてっぺんでも困るけど。。。
2012!?
あっちゅー間じゃないですか。
デトックスなんてしてる場合じゃなーーーい!
あとどれだけお酒飲めるか?算出してくださいっ。
ジャータカのバカ猿のお話・・・?!
蛇の模様を表すようにつくったピラミッドもスゴイですよね~。
ちょびっと角度を間違えたら、こんなのできないでしょうに。
2012年まであと3年!
思いっきり楽しみましょう~♪
しかし不思議なデザインだよね・・・
チャックを奉ってたころは、マヤ文明の中でも
特に農耕が盛んに行われてたから、
そのための「自然現象」を表す神だ、ってみんな言うんだけど、
耳にアレは・・・自然現象?って思っちゃう。
ノストラダムスの大予言が当たらなかったから、
次は、このマヤ文明の世界の終わり説が流行ってるみたいですね~。
天使と悪魔は表裏一体、ってワケで
世界を救ってください(なんのこっちゃ)
…理解不能o(^▽^)o
世界はあと3(さんっ!)\(゜□゜)/年ですか!!
やっぱ、楽しも~っ!
ところで、このピラミッドの不思議、以前tvで見たときはビックラこいたけど、モノホンを見てきたんだね!
365段の階段とは粹だねえ
読み終わったら最後のとこしか思い出せない。
耳に・・耳に・・・
間違った妄想に走りそうだわ(笑)
難しい計算の結果、そこにつけるのが
一番正しくあるべき姿ってことでしょーか。
今の人間の姿って、本来間違っているのだろうか。むむ・・気になる~!
マヤの暦は2012年の私の誕生日あたりで終わります。そうです。私が57歳になった途端に世界はオワです。オワ。
そっか。私は天から遣わされた天使ミカエル(ときどき堕天使とか悪魔とか言われるのは何故?)なのね。
「堕天使と一緒に燗酒を飲む会」参加者募集中。
でも日本の場合ってどういう風に人身御供されていたかよく知らないのですが、
マヤ文明は、生きてる人の心臓をえぐって奉ったそうです。
いたそー・・・。
子孫繁栄って言葉も今になってありますが(笑)、
当時は、雨があって、農作物が育って、人が生きていく糧があって、
そして人が種を残していって・・・ってところから、
神のシンボルになったんでしょか。。。
一日一力一心で、すれば人柱も必要なかろうと・・石碑がある(これは、一日一力一心って書いてあるようにも見えるしもっと違うようにも見えるらしい)・・飯を食っててみたのでよく覚えてない。
子孫繁栄・・