今日は、Nianticの足立光代表のインタビュー記事を参考に、「50代は落ち着くな!」について考察します。
以下は、足立さん(どんな会社の代表かはググって下さい笑)の日経冊子のインタビュー記事から信条を自分なりに要約してみました。
40~50代の人たちが「歳を取ったら落ち着かなきゃ」と考えるのは間違いです。なぜなら「落ち着く」ことは【停滞】なのです。
人間は歳を取れば取るほど強い刺激を受けないと変わることができません。そのため、歳を重ねるほど新しいことに触れて、強い刺激をたくさん受けないと新しいことを考えられなくなります。50代になれば、ぜひ、外に出ていって新しいこと、流行っていることを体験してほしい。
子どもが独り立ちする40~50代は、もう1回、自分の殻を破るよいタイミングです。子どもの面倒をみなくてよくなり、経済的にも時間的にも余裕が生まれます。つまり、この時期こそ、20代のころになりたかった自分になれる大きなチャンスです。
自分の殻を破って新しいことを始めるには二つしか方法はありません。一つは時間の使い方を変えることです。殻を破れないとき、なかなか変化を起こせないとき、ほとんどの人は「時間がないから」と言います。それは当たり前で、何かをやめなければ、新しいことを行う時間は生まれません。新たに始めたいことを決めたら、それに費やす時間分、別のことに使う時間を減らさないと何もできない。
もう一つは、リスクに対する不安を乗り越えることです。何かを変える・始めるのはリスクであり、リスクが恐いのは自然です。しかし、それは今持っているものをすべて守ろうとするからで、全部守る必要がないとわかればたいしたことはないんです。
「流行っていること」とは、多数の人が心を動かされていることです。だからこそ、実際に、「流行っていること」を自分で見て体験して、なぜこれが多くの人の心を動かすのか一生懸命考え、それが自分の仕事に影響したらどうなるだろう、何ができるだろうと考えるようにする。これが刺激になります。 誰もがテレビを見たり、広告を見たりして、お店で何かを買う、サービスを受けるといった消費行動をしています。そのとき、自分はなぜそれを買ったのか、自分の仕事のイメージに当てはめてみてください。毎日、それを繰り返すだけでも、刺激を受け、今とは違った視点が出てくると思います。
20代の頃を思い出してください。例えば、あの頃のAV,アダルトビデオ・・・モザイクはでかく、顔の半分も隠れるほどの大きさでしたが、なぜか、楽しかった。
村西とおる監督や豊田薫監督など、名前を聞いただけで、ワクワク・ゾクゾクしたものです。
いまや、ビデオテープは消え、DVDからネットで見る時代。モザイクもないものが氾濫していますが、モノ自体は刺激的ですが、見る側の刺激は追いついていますか?
もはや、感動も薄れ、刺激もないものです。加齢で欲が衰えているせいでしょうか?
いいえ、若い頃にあれほど疎ましかったモザイクが消えたのですから、念願の「ノーカット」が見えているのですよ。
それでも刺激が追いつかないのは、感動することを失ったのです。
人は感動が薄れるほど、老いていく動物です。
自ら、リスクをとり、時間を確保して、流行に刺激を求める姿勢を崩さず、行動するしかありません。
「落ち着いたら」イケないのです。
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