まっかちゃんのブログ

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<趣味人>はなぜ国語辞典に収められないのか

2010-09-11 17:47:28 | 社会・経済
10日、立命館大阪オフィス主催の「木津川 計/生活文化講座」第3回「<趣味人>はなぜ国語辞典に収められないのか-日本の近・現代は『趣味』をどう考えたのか-」を受講しました。

新聞や本、インターネットでは、<趣味人>という言葉を目にします。しかし、すべての国語辞典(広辞苑、大辞林、日本国語大辞典)には載せていません。<趣味人>がなぜ国語辞典に収められなかったのかについて講義がありました。

<趣味人>が国語辞典に収まられていないので、木津川さんが著書で趣味人の資質を次のように定義しました。
①風雅を愛する人
②清貧を好む人
③悠揚迫らざる人
④人生を楽しみながら生きている人

明治時代以降の、脱亜入欧・文明開化・立身出世・殖産興業・勤労の美徳、といったことが<趣味人>を排除してきました。風雅(わび・さびの美意識)は文明開花・洋風によって粉砕されました。清貧の人は殖産興業、資本主義(=欲望を肥大化)から敵視されました。文明の前進は限りなく生産性を上げることで、前進すればするほど忙しくなります。勤労の美徳が「遊ぶ」ということを抑圧しました。

新<趣味人>の定義
①自然を愛する人
②清福をこのむ人
③ユックリズムを実践する人
④人生を楽しみながら生きていく人
張りのある日常をこそ。
詳細は[こちら]をご覧ください。

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学校行事の安全-誰が注意を払うべきか

2010-09-11 16:41:30 | 社会・経済
9日18時30分から20時まで、大阪市立大学文化交流センター 9月ターム講座《現代社会の変容と『安全社会』の新しいデザイン-法学・政治学的検討》の1回目「学校行事の安全-誰が注意を払うべきか」を受講しました。

講師は、法学部教授の高橋 眞さんです。
学校行事で事故が起こり損害賠償責任について裁判が行われると、教師の過失が問題とされます。しかし、責任論で問題とされることと、事故防止のために必要とされることは、必ずしも一致しません。事故を防止するためにはどうするべきかについて、いくつかの判決を手掛かりに、講義を行いました。

法的な責任追及の場合には、根拠規定の構造により、誰かの過失が要件となるため、その背景が捨象されます。しかし、予防を考える時には、その背景を整えることこそが問題となります。すなわち、様々な人の結びついたシステムが適切に設計され、適切に機能することが不可欠で、そのシステムを構成する「人」がどのような状態にあるべきかが重要となります。
詳細は[こちら]をご覧下さい。

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