私は彼女ほど我慢強い人を知らない。
見た目は小柄で可愛らしくてキャピキャピしてて。
彼女のことを深く知らない人は誤解をしやすい。
彼女は世間が求める「元気で可愛い子」であることを演じていたと思う。
実際めちゃくちゃ可愛かったし。
でも、もう一回言う。
私は彼女ほど我慢強い人を知らない。
いったいどれほどの人が余命宣告を受けて取り乱さずにいられるだろう?
医者からの第一声は「癌です、あなたは死にます」だったそう。
私だったら発狂してると思う。
彼女は結婚してからずっと同居の姑からの虐めとモラハラとDVを受けていました。
ご主人は守ってくれませんでした。 ←殴りたいです
そして子供たちも一緒になって彼女を罵ったりしてました。
それは余命宣告を受けてからもあまり変わらず。
どんなに孤独な闘病だったのだろうかと・・・涙が出てきます。
また、実のご両親にも病気のことを言わないまま彼女は逝きました。
彼女の実母も彼女を助けませんでした。
貴方はそれでも母親ですか?! ←怒鳴りたいです
この憤りをどうしたらいいのかわかりません。
何度でも言う。
私は彼女ほど我慢強い人を知らない。
出会ってから30年、彼女が泣いたのはほんの数回。
逆に言うと彼女が私の前で泣くときは限界のときです。
彼女と私とダンナはいつも3人セットで遊んでいました。
ダンナとの楽しい思い出には必ず彼女が居ます。
だいぶ落ち着いたけど、やっぱりまだ涙が止まりません。
この2年間、私はどれだけ寄り添えたかな。
辛かったね。
頑張ったよ。
立派だったよ。
だから天国ではもうなんにも我慢しなくていい。