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東京散歩その1・門前仲町あたりをうろつく

今日はMIFさんの所用のついでに、途中駅の門前仲町駅で下車して、門前仲町駅界隈を1時間半くらい1人で散歩しました。

写真が多いので、お暇な時にご覧ください。

 

まずは地図好きにとって「測量の神さま」と言うべき伊能忠敬像にご挨拶。

富岡八幡宮の敷地内にあります。

伊能像のすぐ近くには三等三角点(割れた桃みたいな所)。

新田次郎さんの「劔岳-点の記」では、劔岳に三等三角点しか設置できなかった主人公の悔しさが描かれていたので、ちょいと拍子抜けしました。

 

富岡八幡宮。

現在の宝くじの元となった「富くじ」の胴元でもあります。

 

大関力士碑。

隣の巨人力士身長碑の裏には江戸時代の巨人力士の身長が刻まれていました。

こんな巨人、本当にいたの?というくらい。

現代のアメリカのバスケットボール選手くらいの身長でした。

 

境内には弁財天のお社がありました。

ここから今日の目的地であり

すぐ隣の敷地にある、八幡橋に移動します。

八幡堀公園にかかる八幡橋です。

元は弾正橋といい、元弾正橋に改名してから移設して八幡橋になりました。

この橋は、日本製の鋼鉄でできた橋で、全部日本製の鋼鉄橋としてはごく初期の橋梁です。

時代を感じる菊の御紋。

八幡橋の解説は何か所かにありますが、一番目立つのは、この人力車のオブジェがある解説板です。

 

すぐ近くに新田橋という橋梁がありました。

こちらは橋梁としては使用されていません。

新田橋はこの近くの運河に架かっていたそうです。

個人が地域のためにと架橋したのですが、今はその役目を終えたのでこちらに移設されたそうです。

 

この場所は首都高速道路の下で、車両は入れない管理地。

この辺りをゴニョゴニョ歩いて、八幡橋へ。

この階段を登って橋を渡ります。

※次の写真は蛇が写っているので苦手な方は飛ばしてください。

 

 

 

風景に夢中で、足元に蛇がいるのに気がつきませんでした。

ここから深川公園に向かいました。

普段見かけない桜もあって物珍しさで写真を撮りまくりです。

気がついたら、深川不動尊の敷地内でした。

10年くらい前に来たことがありますが、こんなだったかな?と首を傾げつつ。

深川不動尊は、深川公園に囲まれるような形で存在していました。

ふと目を向けると、巨大な忠魂碑を発見。

日露戦争関連の忠魂碑。 

私が石碑の所に立つと、目の前に「者」と「忠」の文字の間です。

私の身長は158センチなので、7メートルは越えているかと思います。

こんなに大きな忠魂碑はそうそう見かけないです。

 

すぐ近くには日清戦争の忠魂碑。

こちらは日露戦争の忠魂碑の6割くらいの大きさです。

深川公園には初めて来ましたが、春の日差しが少々ジリジリと差し込む感じ。

 

日露戦争の忠魂碑の揮毫は、なんと渋沢栄一氏。

多くの忠魂碑は、軍人か政治家と思っていたので、経済人の渋沢氏が揮毫なんてとっても珍しいンじゃあない?とタブレットで調べてみました。

すると、一時期渋沢氏が深川に住んでいたので、揮毫したそうです。

しかもここから歩いて行ける距離なので行ってみました。

門前仲町駅の近くの永代通りから、永代橋方面に歩いて行きます。

ここは渋沢倉庫という、渋沢栄一氏が起業した会社の跡地。

渋沢倉庫になる前が、渋沢栄一氏の深川別邸跡地。

最初深川に本邸を構えたそうですが、後に兜町に本邸を構えたので、深川は別邸扱いになったそうです。

当時の深川区議員や深川区議会長をお務めになっていたそうですから、地域の顔役だったのですね。

ちょっとした休憩スペースになっていました。

でも死角になるのか、喫煙者が多くて解説板だけ読んで中には入りませんでした。

すぐ脇の川からは東京スカイツリーが見えました。

現代の様子を渋沢栄一氏が見たら、ビックリするだろうな、と思ってみたり。

さて、ここからMIFさんと待ち合わせしている場所に引き返しました。

途中で辰巳新道に立ち寄りました。

ここは昭和の雰囲気を残す裏路地の飲み屋街として観光地化しているそうです。

昼間に来てもイマイチ?

夜の方が雰囲気あるかもしれないですね。

ちなみに私は下戸なので全然懐かしさとか、郷愁とは無縁の風景です。

待ち合わせは、甘味処「いり江」前。

以前、友人が連れてきてくれたお店です。

MIFさんとも一度来たことがあります。

私は豆かんを注文。

ここで初めて豆かんを食べて、とても感動しました。

寒天もちゃんと海藻の風味が残っていて、粉寒天や棒寒天では再現できない味わいを堪能しました。

なによりも赤エンドウ豆。

子どもの頃から苦手だった赤エンドウ豆が、このお店のおかげで食べられるようになりました。

 

さて今日はここから東京駅に向かいました。

信じられます?

私、アラフィフになる今日まで、東京駅のこの場所に来たことがないンです。

ずっと、東京都と多摩川をはさんで隣の川崎市で生まれ育って、今も生活しているのに。

東京駅は何度も利用していますが、日比谷公園の端とかお堀端とか、遠くから眺めたことはあるのですが、こんなにすぐ近くからは初めて。

ムチャクチャ、オノボリさん状態でスゴーイを連発です。

近いからこそ行かないというか、行かなくても用事は済むというか、なんで今まで来なかったのかな?と。

 

今日はここからMIFさんと一緒に、はとバスツアーを利用しました。

このお話は明日に続きます。

 

今日は暑いくらいの日差しでした。

私は普段あまり東京都には行かないので、地図上でしか知らないことばかり。

百聞は一見にしかず、実際に見ると、そのスケールもよくわかるし、こういう体験の積み重ねが心豊かに暮らすことになるのかな?と。

とくに八幡橋と忠魂碑は、忘れ去られそうな歴史がどうにか現代に残っている、という思いがしました。

コメント一覧

makoto-hizikata
ふるやのもりさんへ
今年は東京だけが突出して早く咲いて、川崎市辺りは今が満開です。
八重咲きは私の自宅周辺では今咲き始めです。
渋沢栄一氏が深川ゆかりの方だと気がついたのは、忠魂碑のおかげです。
大河ドラマ「青天を衝け」で深川が出てきたらいいな、思いました。
ちなみに渋沢邸跡地の隣には、みずほ銀行銀行があって、この銀行も渋沢氏ゆかりの企業なんだよなぁ、と見上げてきました。
huruyanomori
東京って、もう白妙とか関山とかが咲いてるんですね!え~…こっちはやっとこさソメイヨシノが見頃になった所です。
渋沢栄一、深川に住んでたんですか~。
大河ドラマにも出てくるんでしょうか。
楽しみですね😃
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