私は若い頃からシナモン風味が好きです。
最初の出会いは、ニッキ飴辺りで次が八つ橋かな?
ちょっと和風な味わいから接したので、私には「仏壇」のイメージがあります。
なんで仏壇?それはたぶんお供え物のお下がりものだったからじゃあないか、と思っています。
だからシナモンというよりも、ニッキの風味の方が近いのかもしれません。
さて洋風なシナモンとの出会いは、アップルパイか洋酒たっぷりのフルーツケーキあたり。
たぶん小学校に上がる少し前くらいには食べたことがあるかな?くらいで、隠し味程度だからすんなり受け入れられました。
高校生の時、シナモン風味の紅茶を購入したことがあります。
これはスリランカ産のものだったのですが、生まれて初めて接した本格的なチャイ用茶葉でした。
いやー、びっくりしました。
シナモン風味がガツンと来まして、チャイの飲み方も知らなかったのでストレートで飲んでしまったから(苦笑)
いろいろな意味で「痺れる味わい」でした。
その後もシナモン風味はずっと好きです。
そして今はコーヒーに入れることが増えました。
シナモンスティックなんてオシャレなモノは使いません。
調味料の粉状のモノをパッとふりかけるだけです。
昔、会社員時代に回覧で回ってきた専門誌に吉田よし子さんのスパイスについての連載がありました。
専門誌の小難しい内容よりも、吉田さんのコラムがいつも楽しみでした。
シナモンにはセイロン、カシア、ニッキがあって、セイロンシナモンが真のシナモンと書いてあり、日本では殆どがカシアと知りました。
以降、暫くはセイロンシナモンを探してちょっとだけ高価なセイロンシナモンを堪能していたこともありました。
結果、私の舌と技量では使い分けができないと判断して今はカシアシナモンを使い続けています。
ところで私はスパイスケーキやスパイスが効いたお菓子が好きなのですが、私が思うよりもスパイスケーキが苦手な方が多いみたいに思います。
私にとっては野趣あふれる味わいが好きなので、きなこに少しシナモンが混ざっている味わいも好きです。