「大きなデコポンとミーちゃん」
今日はホームグランドではあったが午後からだった。2月の3回目だ。
午後からだと朝のせわしなさは無いけれど、午前中から何となく落ち着かず、
第一昼寝も出来ないし、一日が一寸勿体ないような感じがするようだ。
やはり午前中にやって、午後からは別な予定を立ててこなす、自由に昼寝も良し、
町へ出かるのも良しだ(私はそんな元気は無いけれど…)。
朝は昨日より6度も低く寒かったが、12人が集まる。
鳥居さんが見えて一回だけやっていった。守夫さんも元気に顔を見せてダブルスの
審判をやっていた。早く皆さん良くなって欲しいものだ。
終わった5時には陽が照って居て明るかったが風は冷たかった。山本さんと松野さんが
何処に寄って一杯やると話していた。羨ましい事だ。昔の私だったら付き合った様な気
がするが、今ではもうその元気も体力も気力もないのが残念だ。惨めな思いがする。
先日、いつもの医院に定期的な糖尿の検査と診察投薬を受けるために行った。
看護士さん達がガラリと顔触れが変わっていた。その勢かやけに親切で、まず待合室で
呼ばれて立ち上がると、「あ~、ゆっくりで良いですよ。足元気を付けてゆっくり来て下さい」
と言われる。採血でセーターを脱ぎシャツをまくる段になると、「さあセーターを脱ぎましょうね、
腕まくりはできますか」と言って2人の看護士が手伝って呉れる。
親切、やさしくして貰うのは嬉しく有難いことだが、そんなにされるのに慣れて居ないのでいささか
戸惑う。却って、人から見ると私は一体幾つ位で、どんな年寄りに見えるのかと思ってしまう。
内心、苦笑しながらも一寸落ち込んでしまう。
前に、東京メトロに乗ったとき席が空いてなかった。若者達の座っている席の前の吊革にぶら下がって
いたが、誰も席を譲ろうなんて気配も無かった。
まだまだ自分はそんな老人には見えないのだと喜んだり、疲れて座りたかったなぁと思ったり複雑だった。
最も若者達は皆が皆して一斉にスマホをいじっていて周りのことなど気にも見ても居ないようだったけれど…。
これで年寄りらしく振る舞い、親切を有難く受け入れるのもなかなか難しいことだ。
ニコニコして素直に受け入れるおじいさんが理想の姿なのだろうか。