「 野生のトラフズク 」 寒川・中里公園
高橋 裕一さん 撮影
ここ数日間はこのブログ日記を書く気力もなかった。
5日の2時少し前に市役所のコミュニティホールへ行った。年寄りはせっかちが多い
と言うが、既に善男善女かどうかは知らないがお爺さんお婆さんが一杯で、2時受付
のグループでは最後の方だった。
中には家族に付き添われた人、歩くのが不自由な人(私もこの範疇の一歩手前位だが)、
まだかまだかと職員を急かすお爺さん、ぶつぶつ小言を言っている人、ここに座って
順番を待ってと幾ら言われても心配なのか何度も尋ねる人などと、老人世界の縮図の
ような光景だった。
女の看護士さんに打って貰って機嫌良く帰路に着いたが、駅を挟んで市役所の反対側の
自宅まで歩くのが大変だった。何時もあまり歩けないのだが特にその日は辛かった。
この疲れ様は尋常ではない。自分はまだ少しはましだろうと思っていたのに、もはや全く
あの会場の彼等と同じか負けない位の老人なのだと痛く自覚させられた。
やっと帰宅してもうダウン、寝てしまった。
翌朝、足腰痛く何時も以上に力が入らない感じで階段をやっとの思いで下りる。
何だか先日を境に急激に年をとった感覚だ。これも副作用の一種なのだろうか。
これでは来月からのピンポンなど出来るのだろうかと真面目に心配になった。
起きがけは37.2度だったが、みるみる上がって10時には38.5度になり、カロナール
500m錠をのんでそれからは殆ど寝ていた。だるくて食事に起きる気力も薄かった。
午後から絵の教室の日だったので「休む」と連絡したら、副作用で熱が出るのは若い
証拠よと、からかわれたのか慰められたのか。
まさに会社時代だったら、完全にワクチン接種特別有給休暇が必要だった。
その翌日になって37度2~3分に下がった。2日ぶりに夕食でビールをコップ1杯だけ飲んだ。
熱っぽい所為か冷たいビールが気持ちよかった。
今日になってやっと熱も完全に下がった様だ。
私に強い老人の自覚と思い込みを残して副作用は去っていった。
副作用が嫌だからと接種をしない人もいるようだが、一寸理解できない。
特に高齢者は重症化するというのだから受けるべきだろう。これ以上の拡散を防ぐためには、
国民の常識的な義務でさえあると思う。
宗教的な信条、肉体的欠陥、何らかの精神的な思い込み等々によるなどと様々だろうが、
1~2日の副作用を我慢して、己が感染はもちろん、そして何より周りへの感染をさせぬ為に
受けるのが良識であり当然な事であろう。
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