「 湘南平の早咲き桜 」
河津 米子さん 撮影
前回の日記に書いた「優秀でとても生真面目なタイプの人が、コロナに精神的に
負けている」という話を聞くと可哀想だと思う。
幸か不幸か、優秀でも生真面目でもない私は大丈夫かとは思うけれど、最近の私は
体の不調や何もする意欲を失いつつあるという点ではやはり影響を受けているようで
、他人事ではない。
いずれにしても程々の考えで、完璧主義よりもいい加減とか中途半端、そして几帳面
より思うがまま、といった方がこの厳しく住み辛い世の中では良さそうだ。
何事にも「程々人生」というのが、楽しく生きる人生の知恵かも知れない。
こんな生き方は几帳面や完璧主義の方とか、執着性,固執性、不安症のタイプの人に
とっては、我慢のならぬ、許せない生き方かも知れない。
しかし、誰しも人間はこの両面を持ち合わせているもので、それを上手く折り合い付けて
生きているのが現実だろう。
コロナの自粛が始まって、手をよく洗え、消毒せよと言われる様になって、思い出すのは
中学校時代、隣のクラスにいた女の子で、親は大学教授で本人は可愛いく勉強がとんでもなく
出来る子のことである。
彼女はあんな子供の頃から、アルコールの消毒綿を持ち歩いていて、電車の吊革もドアのノブ
もそれで消毒してから掴んでいたことである。随分神経質だ、心配性だ潔癖性なのだと、驚き
と同時に、そうしなければならない性質性格も大変だろうなぁと思ったものだ。
ああいうタイプの人は、大人になってどんな生活をしているのだろう、特にこんな環境の
今日では、と想像することがある。
「程々お婆さん」となって楽しくやっていればいいのだが……。
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