『 フランスパンのある食卓 』2015 画 水彩画―(14)
今日も朝から暑い。息が苦しくなるようだ。この暑さは今の私にはかなり厳しいものだ。
昨夜は茅ヶ崎市花火大会でベランダからちょっとだけ見たが、思っていたよりもきれいだった。
昔は海岸へ見に行ったりもしたが今はその気力もない。専らTVのオリンピック観戦で過ごして
いる有様である。
そのTVを見ていて感じることの一つに、最近の選手の発言である。『金しか考えていません』
「金を取りにきました」とか言った自信に満ちた顔で胸を張って言う、これが当然の如くの振る舞い
言動ということである。
最近の若人は特にアスリートは、昔のそれとまるで人種が違ったかと思う程である。
昔のアスリートは、「頑張ります」位が精々だった。今では首をかしげるような選手までもが、
金とか優勝を目指しますと言う。
昔の選手と隔世の感があるが、しかし考えてみると、これは心理学的にはまさしく理の有ることで、
そう唱えるうちに自己暗示で自信が湧くのだろう。
この一種の錯覚とか、思い込みによる自己暗示の効果を狙っているのかも知れない。
技術や肉体のコーチ同様、最近は必ずメンタルコーチが居るそうだから、彼等がそう誘導指導して
自信をつけさせて、実力以上の効果を狙っているのかも知れない。
昔気質には「金しか狙ってません」などとはとても言えるものではない。
せいぜい「全力で頑張ります」位だろう。これからの日本人は強気な人種になりそうな気がする。
「私は1%の奇跡を起こすために来ています」と公言して見事に実現させたスケボーの堀米選手の
逆転劇などには恐れ入った。
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