孤独死3

今年の夏は暑いですね。先日の日中に車で移動していましたら、温度計が39℃を表示していました。

今からですと25年前くらいと記憶していますが、やはり暑い夏に亡くなられた賃借人がおられました。
あるビルの三階に住んでおられましたが、いつも家賃滞納されており督促に行くたびに室内のゴミが増えている部屋でした。
で、毎度のように督促に行ったのですが、いつもは渋々ながらでもドアを開けてくれるのに、その日から開かなくなりました。
もちろん電話もつながりません。
そのうち隣の住人から腐ったニオイがするとの電話も入ってきました。
いつもニオイのする部屋でしたので軽く聞き流していましたが、何回も電話が来ましたので、現場に行きますと息ができないくらいのニオイです。
これは中で亡くなっているかもと、すぐに大家さん立会いのもとドアを開けました。大家さん高齢の為私が中に入りました。入りましたと軽く書いていますけどゴミ屋敷となっていますので、玄関土間からすぐに新聞・雑誌の山となっておりその新聞雑誌で階段が作らています。天井と新聞・雑誌との隙間は50～60cmくらいでしょうか。
そのまま奥まで進みまして、台所まで進みました。流し台の所だけ新聞・雑誌・生ごみで階段状になっており廊下から下りましたらマネキンが置いてありました。
よくよく見るとその賃借人でした。
距離1Mくらいで見てしまいましたので不気味でした。
すぐに110番しまして警察による現場検証・私たちへの事情聴取で2～3時間は現場にいました。
現場検証される警察の方も大変でしたね。ゴミをすべて部屋の外へ出され検証後はまた元に戻されていました。

その後は、連帯保証人ではなかったのですが、賃借人の娘たちにより無事片付けと未払賃料の精算が行われました。