続き
仙の滝を後に台風が作り出した滝が連続する沢沿いの道をR405に向かいます
全てを上げていたら枚数が多くなり過ぎますのでその中の幾つかを乗せてみました
橋の所に居るのは? Homeless?
侘しさが漂ってますねぇ
何でこんな所で昼食を?と問われそうですが此処は本道から外れた道であり
往来も無く、この通り景色の良い場所なのです
暮坂峠から続く草津への道(R292)を白根山を間近に見ながら走り
複雑な道を抜け約30分、嫗仙の滝駐車場に着きました
倒木を潜ったり千切られた枝を掻き分けたり、これは台風の仕業です
東屋が建つ付近までは穏やかな道が続きます
余り傾斜は感じられない写真ですが東屋からは急斜面
容赦ない下りが嫌になるほど続きました
かなり厳しいです
途中にあったこのコナラの木ですが推定樹齢は200年以上
これだけ幹が真っ直ぐで太いコナラは非常に珍しい物なのだとか
滝近くに在る「トチノ木」と「カツラの木」同様、何れは
森の巨人百選に選ばれる事になるのでしょう
沢音が聞こえ滝の一端が見えて来ました
憧れの滝に出会えるのもあと僅かな距離です
ここに注意書きが有りました
・此れより先、道幅が狭いので注意して下さい
・滝壺付近は落石の危険が有るので絶対に近寄らないで下さい
・沢の水は飲めません
成るほど狭くて急 足を滑らせようものなら沢に転落です
頼みのロープは流れてきた泥水で持つのも憚られる程ですが命には代えられません
雄さんは既に滝と対峙しています、歳と共に慎重になって来た私は一汽車遅れ
さて憧れの滝はどんな滝なのでしょうねぇ、胸が高鳴ります
流れ落ちる水が女性の髪に見える事から付いたと言う嫗仙の滝
赤い岩肌と白い飛沫のコントラストが実に素晴らしいですねぇ
そんな事が女性的な滝と言われる所以なのでしょうが、その優しさの中に
側に寄る物を拒もうとするオーラが渦巻いている様に感じ取れました
落差25mのこの滝は50~60万年前の白根山から噴出した火砕流が堆積した
溶岩凝灰岩に寄って出来たものだそうです
この近くに在ると言う森の巨人100選のトチとコナラは
増水のため向こう岸に渡れず観る事は叶いませんでしたが私は大いに満足でした
帰りは川原湯の大湯で滝三昧だった一日を振り返り幸せな気分で浸かったのでした
完
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