たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

しまなみ海道・生口島(4/18) 耕三寺

2019年06月23日 | 

振り返ってみればアッと言う間の四国旅でした

素晴らしい自然に触れる事で美しい日本を改めて感じた四国はまた歴史の宝庫でも有りました

楽しかった数々の思い出を胸に生口島に入ればここはもう広島県です

 

当初は大三島から生口島を通過して因島に行く予定でしたが

前夜、イケリンさんが薦めて下さった思いがけない情報の耕三寺に計画を変更です

   

 

と言う事で耕三寺にやって参りました

写真(1)のお城は不明ですが(2)の洋館は当時、実業家だった金本福松が昭和2年

母親の為に建てた和洋複合の潮声閣だそうです

内部見学は出来ませんでしたが写真では豪華絢爛、床の間の壁は黄金で飾られており

どこか秀吉を感じさせる物が有りました

母親が昭和9年に没した翌年、金本は母の菩提を弔う為、出家して僧侶となり

名を福松から「耕三」に改め、同年より母への感謝の意を込めて30年かけて耕三寺が完成いたしました

本堂・阿弥陀堂は宇治の平等院鳳凰堂を模して造られたのだそうです

本堂前の大礼檀は総大理石で周囲に巡らせた池には蓮が植えられていましたので

開花した時には極楽浄土の様な雰囲気を醸すのでしょうね

 

見て下さい  この煌びやかさ

好みは分かれそうですが、でも凄いとしか言いようが・・・

孝養門

この門を見て「おや?」と思ったのは私だけではないでしょう

そう、日光の陽明門そっくりですよね

イケリンさんが情報を下さった「西の日光」とはこの事だったのですね

 

 

   

 

 

   

とてもとても載せきれませんが門は昭和を代表する彫刻家の作品で埋め尽くされております

この五重塔は奈良県の室生寺の五重塔を模したものだそうです

老いて何処にも出かけられない母親の為に

日本全国の建物を此の地に再現した巨大なジオラマの様にも感じとれてしまいました

この入口は千仏洞地獄峡への入り口です

「富士山の溶岩と浅間の焼石で作り上げた 約350m続く地下霊場です

中には1000体に及ぶ仏像が安置されております、暗いですから頭上に注意して下さいね」

係り員の説明を受け、いざ入洞

入口の上に見えます多宝塔は滋賀県石峙の塔を元に造られたそうです

    

 

   

 洞窟内に、この様な罪を犯すとこうした罰を受けますよと言うこんな地獄絵が並んでおります

(その内の4作ですが)

幾つか当て嵌まるのも有ったりして・・・私は苦笑させられるのでした

 

 

とにかく夥しい数の仏像です

高崎の観音山にも洞窟観音が有りますが、とてもとても及ばない規模でした 

そして洞窟を出た所に待っていたのは高さ15メートルの救世観音大尊像

この像は奈良県法隆寺の夢殿の御本尊、秘仏救世観音を手本にしたそうです

像の右側に廻りましたら、ちょうど頭に太陽を被り後光が差している様に見えましたので

アングルを決めて写してみたのですが失敗でした 私の罪(↑)はどうやらお許しなされぬらしい・・・

コメント (6)
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