続き
チャンプルチェ(休憩舎)を12:10 野バラの香りのする登山道を
立石台(イプソクテ)に向かい歩を進めます
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休憩舎から僅か7分
目の前に立ちはだかった巨大な柱を何と表現したら良いのでしょうか
その高さとダイナミックさに私達は只々言葉も無く見上げるばかり
決して人為的ではない 正に自然が作り上げた造形なのです
学生時代に学んだ柱状節理の成り立ちを思い起こし遠い白亜紀に想いを馳せながら
暫くはここから離れられずに写真を撮るのも忘れ只、呆然と立ち尽くす私達でした
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この後も奇岩が続く気持ちの良い山道を辿りますと
まるで行く手を阻むように一枚岩が立ちはだかりました
これも白亜紀の遺物なのでしょう
名称は「昇天岩」
激しい噴火活動により流れ出た溶岩がそのまま固まったものと思われます
それがそのまま登山道、後世に残す遺産の上を土足で踏み込んで良いのかしらね
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ずっと稜線歩きなので景色は勿論の事、流れる風が心地よく鼻歌交じりの散歩と言った感じが続きます
写真では平らな石畳に見えますが結構な登りでしたけどね
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行く手に綺麗な三角錐の仁王峰が見えてきました
スクッと立ち上がる様は何と気品に満ちた姿なのでしょう
高い所でも1200mの高さしか無い山で有りながら、雄大さと奥深さを感じる山域です
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12:45 瑞石台(ソソクテ)到着しました
稜線沿いにこの山の神髄である仁王峰・地王峰・天王峰が並んでいますが
こちら側からは柵が有り縦走する事は出来ません
建物らしきが見えましたので登山口を変えれば
あの山の一つの頂位は踏む事が出来るかもしれませんが、どうなのでしょうか??
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私達は進路を西に取りここから樹林帯を下りにかかります
途中、ソソクテの展望台が有りました
この柱状節理は下の休憩舎から見上げた左側の岩で先ほど頂を踏んだソソクテから落ちています
イプソクテ同様、迫力ある立派な崖でした
「日本からきましたか?」
見れば多分、私達と同年齢と思える御夫婦でした
今までもそうでしたが日本を訪れた事のある韓国の方は、こうしてよく声を掛けてくれます
別れ際、奥様お手製の山葡萄のジュースを半分分けて下さいました
お水が少々乏しくなってきていましたので有り難く頂戴しましたが
貴重な水分、あの御夫婦は大丈夫なのかしら
そう思いながら口に含むと仄かな渋さ・・・美味しかった~~
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再び樹林帯に入りガンガン下る足元にこんな愛らしい花を見つけました
この時期、花木が多い中、嬉しくなってしまいます
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足をガクガクさせながら下って行きますと其処は分岐点
左へ行けば学生達が居た休憩舎、そのまま進めば中峰(チュンポン)です
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「何だか凄く遠そう」と思っていた道も思った程では無く10分で中峰に登りあげる事が出来ました
(私の後方の峰はたった今、登ってきたソソクテです)
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中峰は気持ちの良い丘といった感じ 13:50
ずっと歩き詰めでしたので、ここは腰を落ち着かせて心地良い風と戯れる事に致しましょう
(写真→中峰よりソソクテを振り返ります)
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15分ばかりの時を過ごし急な石畳の道を下りますと前方に又、奇岩が見えてきました
山の向こうには光州の市街地も見えています
今日は中国からの黄砂が流れ来ている様でこの通りボンヤリした光州市街地でした
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無等山は何処までも楽しませてくれる山です
近くに有ったらホームグラウンドにしたい様な山です
疲れたら豊富にある石が椅子代わりになってくれるので何処でも休めますしね
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お馴染みの膝に優しい階段が出てきました
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チュンモリジェ(登りで水場が有った所)がもう少しという所で
休憩舎に居た学生たちがゾクゾクと降りてきましたので私達は通り過ぎるまで休憩
目を上げれば真っ白な花が頭上を覆っていました
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チュンモリジェからは別のルートを下る事にしました 15:20
景色が違えば下りの辛さも多少は軽減します
結構な時間を歩いて、ふと見れば欅の木 登りで給水休憩をとった場所です16:05
ここで、しばしの休憩を取り見覚えのある道を證心寺に向かいました
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下山 16:35
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たかさんの地域はご無事だったでしょうか?
今日も、ご報告を楽しく読ませていただきました^‐^
私の韓国の山のイメージというと、ソウルへ行くといつも見ている北冠山に代表されます。
なだらかで高さはあまりなく、頂上の方はなめらかな岩場があって・・・その緑の上に
覗いている岩の感じが、ああ韓国に居るんだなあと思えて、好きなんですが・・・・
無等山もそんな山かと思っていましたが、何と何と!
どこも同じなどと
あなどってはいけませんね^^;
頂上の柱状節理の群は何見もの価値がありますね!
チェジュの滞在が長引いて、予定変更を余儀なくされたとおっしゃっていましたが
ここは外せない山だったのでしょうね。
それにしても今回で2度目の韓国だそうですが、きっと第一回も登山を中心とした
スケジュールだったと想像しますが、今回と合わせるともう主要な山は
登りつくされたのではありませんか?
日記の中でも書きましたが
もし、この様な山が我が県に有ったら私のフォームグラウンドにしたい そんな山でした。
高くも無いのに展望良し、お水の心配無し、そして 何処までも楽しませてくれる奇岩・・・私はスッカリ気にいってしまいましたよ
僅か1000m位で稜線は森林限界を超えている山ってそうは有りませんよね。
韓国の山は未だまだ登っていない山が沢山あります。
有名な智異山もその一つで何故か前回も今回も食指が動かなかったのです。
今回は前回と同じ1ヶ月にもかかわらず、たったの5山という少ない登山になってしまいましたが
それでも最後の山で十分、楽しませて貰いましたのでまずまずと言ったところでしょうか。
そうですね。
次に行く機会が出来ましたら智異山へも足を向けたいとおもっています。
台風
こちらは前夜、雨が降りましたが6時に目が覚めた時には
東の空が紅くなっていました。。
夜半に温帯低気圧に変わった様です。
ここは昔から台風や地震の被害を受けないと言われてきました。
ただ、私が住んでいる所は大丈夫なのですが
最近では県内でも竜巻やダウンバーストと言う言葉を聞く様になりましたね。
温暖化が影響しているのでしょうか?
ここ数年、台風の進路も変わってきていますし少しずつ地球に変化が出てきている様です。
家の近くにあれば‥‥‥と思っていらっしゃる気持ちがよく分かります。
私も、我が家の近くに欲しいですもの<笑。
上から見おろしても、下から見上げても、眺望よし。適当なアップダウンに、野バラが迎えてくれる素敵な山の小径。
山の階段には、クッションが敷いているのでしょうか?
そして、何より、ひとつひとつに
語りかけたくなってしまう巨大な岩の柱たち<笑。
なんだか、近くでみると
表情があって可愛いく見えますね。
これも自然の表裏からの”恵み”でしょうか。
それにしても・・・
旅で出合う現地の方の親切は嬉しいですね。
心がほっこりして、一生忘れられないシーンとしてのこるのでしょうね。
たかさんご夫妻の感謝で、
相手の方も同じように嬉しいお気持ちでいっぱいのようですね。
”与える側も受ける側と同じような豊な気持ちになる”
と、いう事は、本当なのだとお写真からつくづく思いました。
階段にはゴムの敷物
足を下ろしてた時に衝撃が無く膝への負担がとても優しいんです。
これは日本でも是非、欲しいですね。
階段も歩幅を計算して作られている所が日本と違うなと思いました。
巨石の表情まで観察していたとはsisiさんらしい。
そう言われてみれば確かにその通り
太古に想いを馳せて眺めていますと
「よく、この長い年月を耐え頑張った、エライ」
そう語りかけたくなります。
人の親切
見も知らぬ人間に、しかも ちょっと立ち話をしただけなのに
これもまた日本では考えられない事ですね。
奥様の写真が無かったのが残念でしたが
物静かな美しい方でした。