還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

滋賀医大で精密検査-2

2010年10月13日 | 診断確定
待って待って・・・結局呼ばれたのは11時過ぎでしたが、中待合いでまた足止めです。
ところが後から呼ばれた患者さんが先に診察室に入ったりして、またまた豆パパさんは飛ばされる運命に・・・・
これでいよいよ、私の予測は間違いないとますます確信を持ったのでした。

この待ち時間の間、中待合いに掲示されている滋賀医大の心臓手術数の全国ランキング、近畿ランキング、浅井先生の雑誌、新聞等のインタビュー記事などを読んでいました。
へえー、ここってなかなか凄い病院で凄い先生がいるんだ・・・・なんて。
今頃感心しています。

ところで診察室からは先生の大きな声が外まで聞こえてきます。何だか豪快な医者だなあと思っていたわけですが、11時半になってようやく呼ばれました。
声は大きいし背は高いし、ちょっと引きながら診察室に入っていきました(笑)
(実際はとても優しい先生ですよ)

診察時間は1時間ほどでした。検査はすべて終了していたので、心臓の模型を使っての心臓の構造と弁膜症および検査結果の説明が大半でした。
それで私の僧帽弁閉鎖不全による逆流の程度は、大変悪い状態(重症)であると聞きました。
ヴォーリズ記念病院では中等度よりやや悪いと聞いていたのでそれよりもさらに悪い状況でした。もう十分手術して良い段階まで来てますよ・・・と。
えっっ、手術? 一瞬、耳を疑いました(覚悟が十分ではありません)。

心臓そのものは現在のところ、検査結果に正常範囲外のデータはないが、左心房の大きさが正常範囲ギリギリ。また、左心室の心筋が肥大しかかっているとの説明でした。
このままほっとけば、早晩左心房細動(不整脈)が出て肺高血圧症になり、右に回ってやがては心不全を起こすとの説明を聞きました。
それって、ほっといたら死ぬかもってことです。

そして再度、十分手術して良い段階まで来ていると言われ
どうしますか?
お家の方と相談し、連絡いただけますか?
と浅井先生。その声を聞きながら頭はフル回転していました。

私自身の体のことなので、他人と相談したところで結論を出すのは自分だし、時間を浪費しても仕方がありません。清水の舞台から飛び降りる決断をしなければ・・・・
・・・・手術をお願いします(ペコリ)。
えいやっと決断しました。
優柔不断な私にしては早い結論です。勇気を出したという気もあまりしないのですが。

というわけで、しばらく様子見ましょうという話にはなりませんでした。